AIDAってなんだ!?一夜限りの「AIDA OP(アイダオープン)」開催決定

2023/07/06(木)08:33
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われわれはいつも、さまざまな「あいだ」にいる。

この「あいだ」とは何なのか。

「あいだ」は夾雑物なのか。隔てるものなのか、

近しいものなのか。それとも実は

われわれが「あいだ」そのものなのか。

  - 千夜千冊1536夜『あいだ』(木村敏), 松岡正剛

 

Hyper Editing Platform [AIDA]」をご存知だろうか。

2005年に発足した「ハイパーコーポレートユニバーシティ[AIDA]」から、18年間にわたって毎年開催されてきた「編集の場」だ。2020年からは「Hyper Editing Platform [AIDA]」へと装いを新たにし、知を授かる「ユニバーシティ」から知を創発し合う「プラットフォーム」へと変貌を遂げた。

 

シーズンごとに「生命と文明のAIDA」(Season1)、「メディアと市場のAIDA」(Season2)、「日本語としるしのAIDA」(Season3)といったテーマを設定し、松岡正剛座長のもと多士済済の知識人やアーティストを招く。半年間におよぶ「AIDAシーズン」を通じて多様な知が入り混じり、既存の枠組みを超えた新たな世界像を編集する。

 

 

「すごそうだけど、何が起こっているのか分からない」。そんな秘められた場であり続けた「AIDA」が、この夏、ついに開かれる。

 

8月8日(火)に「AIDA OP(アイダオープン)」が開催される。2023年10月から開催される「Hyper Editing Platform [AIDA] Season4」に先駆けて、「AIDAとは何か」を一夜限りで公開するイベントだ。

 

登場するのは、もちろん松岡正剛座長。そしてHyper Editing Platform [AIDA] を支えるAIDAボードメンバーの田中優子さん、武邑光裕さん、佐藤優さん、村井純さん、大澤真幸さんも、会場で、オンラインで、大集結する。

 

「ハイパーな編集プラットフォーム」とは、いったいどういう場なのか。そこにかける座長やAIDAボードメンバーの思いとは。そしてAIDA受講者である「座衆」は、この場で何を受け取り、発見し、編集してきたのか。

なぜ「Hyper Editing Platform [AIDA] 」は、「あいだ」という言葉を冠しているのか。個々の主題をバラバラに語るのではなく、「何かと何かのあいだ」を考えるとは、どういうことか。そこにはどんな「編集の可能性」が潜むのか。

 

ここにしかない学びと共創と、そして編集のあり方を、ぜひお見逃しなく。

 

「AIDA OP(アイダオープン)」は「本楼」での会場参加(40名限定)と、オンライン参加の両方をご用意します。扉が開くのは、この一夜だけ!

こちらからお申し込みください。

 

 

「AIDA OP(アイダオープン)2023」概要】

日時:2023年8月8日(火)18:00-21:30(17:30受付開始)

場所:本楼(編集工学研究所/小田急線 豪徳寺駅)+オンライン配信

参加方法:本楼での会場参加(40名限定)、オンライン参加(無制限)

参加費用:本楼での会場参加 6,000円(税別)

     ※本楼参加の方には、ウェルカムドリンク、軽食をご用意いたします。

     オンライン参加  3,000円(税別)

登壇(予定):AIDAボード 田中優子様、武邑光裕様、佐藤優様、村井純様、大澤真幸様

       AIDA座長  松岡正剛

申し込み方法:こちらからお申し込みください。


【「Hyper Editing Platform [AIDA] Season4」概要】

 

 

[AIDA] Season4は、2023年10月〜2024年3月に開催予定です。

 

今季のテーマは、「意識と情報のAIDA」

生成AIなど技術革新がめまぐるしい昨今、「人間とは何か」「生とは何か」という問いが改めて突きつけられています。[AIDA] Season4では「意識と情報のAIDA」をテーマに据え、脳と心、自己と身体、意識と精神、技術と自然、宗教と認知といった私たちの内外に出入りする問題群とそれらの「あいだ」に多様な角度から切り込んでいきます。

 

一泊二日の合宿を含む全6回(2023年10月〜2024年3月に毎月開催)を、会場参加は130万円から、オンライン参加は50万円からご受講いただけます。

詳細はこちらをご覧ください。

 

  • 山本春奈

    編集的先達:レオ・レオーニ。舌足らずな清潔派にして、万能の編集ガール。定評ある卓抜な要約力と観察力、語学力だけではなく、好奇心溢れる眼で小動物のごとくフロアで機敏な動きも見せる。趣味は温泉採掘とパクチーベランダ菜園。愛称は「はるにゃん」。

コメント

1~3件/3件

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。

堀江純一

2025-06-28

ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。