『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
好評につき、多読アレゴリアの申込受付を12月1日(日)まで延長しました。なお、どのクラブも定員に届き次第募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!
なぜ、身体を考える上で、進化、美食、資本主義の三軸なのか
Y軸=美食 ・・・文化・文明を生み出した身体を知るという視点
ガイ・クロスビー著『食の科学』ニュートンプレス
ここでは身体を「美食」の視点から考えていきます。
『食の科学』は、
・人類の進化に、料理はどんな貢献をしたのでしょうか。
・ほかの生物種と比べて、人類だけが生物的にも社会的にも急速な進化を遂げられたのはなぜでしょうか。
・もしも料理が何らかの影響を与えたとしたら、それはどのようなものでしょうか。
という多くの問いからはじまり、こう結ばれています。
・地球上に暮らしているすべての生物のうち、食物を料理するのは人類だけです。
人類の最古の祖先にあたるホモ・エレクトゥスが、進化の過程で脳が大きくなり、歯と消化器官が小さくなったということは、火の使用や料理することと関係があるのではないか、といわれています。詳細は省きますが、進化の過程を考えるうえで、また身体を多面的にとらえるうえで、食は外せませんね!
◆身体多面体的ネオバロック 其の3
回答形式はさまざま。言葉だけではなく映像、絵、音楽などなど、多様な回答形式が選択可能です。回答に合わせたモードチェンジは自由自在に、どんどん遊んでいきましょう。
民族食レポ、と題して普段食べないモノを食べてレポートするイベントを企画しています。例えば、そこで得られた身体的なきづきや身体観の変化をどんな方法で表しましょうか?、その共読から思わぬ編集へ向かうことができるはずです。
世界の奇妙な食べ物XX選、のようなタイトルをつけた場合、それはどの民族が地であるかによっても料理は変わります。日本人の感覚からすると食べないもの、逆に外国の方から見ると食べにくい和食の数々も、栄養という観点で見れば合理的、或いは理に適っていることはよくあります。料理の縦軸を進化とすれば、横軸は物理的な距離や地域、或いは文化を設定することもできそうです。
◆身体多面体的ネオバロック 其の4
身体観は地を過去・現在・未来、そして世界に広げていきます。日本に居ながら世界とつながる方法もさまざま、食や料理をはじめとして、多様なものごとで縦横、時に斜めに関係線を引いていきますヨ。

いずれにせよ、約260万年前から1万1700年前まで続くことになる氷河期が更新世の間に始まったことが、暖や明かりをとり、捕食動物から身を守るために火を起こし、使い、制御するきっかけになったといえます。その中で料理は、初めは偶然から火で焼いた食物のおいしさを知った初期の人類が、同じ行為を何度も何度も繰り返すようになった、と考えられています。
偶然も積極的に取り入れ、そこから始まる「身体観」の変化を見逃さないこと、これは必須ですね。みなさん、一緒に未知との出会いを楽しんでいきましょう。
多読アレゴリア「身体多面体茶論」
【定員】20名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年12月1日(日)
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、
2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
文:身体多面体茶論一同
アイキャッチ画像:身体多面体茶論×山内貴暉
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エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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コメント
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2026-03-19
『絵師ムネチカ』から目が離せない。天才は往々にして何かが欠けている。そしてそのこと自体がまた天才の天才性を引き立たせる。周囲の人々の鼻面を引き回し、人生を変えていく「天才少年」のデモーニッシュな魅力を容赦なく描いた怪作。
これまでにも「神童」もの(?)を数多く描いてきたさそうあきら先生だが、ご本人は極めて方法に自覚的な職人タイプ。長年、マンガ学科の教員として教鞭をとり、『マンガ脚本概論』などの技法書にも定評がある。
2026-03-17
目玉入道、参上。
体を膨らませ、偽りの目玉(眼状紋)を誇張して懸命に身を守ろうとしているのは、カイコの原種とされるクワコの幼虫。クワコの繭から取れるシルクは、小石丸のそれに似て細く、肌触りがよいらしい。
2026-03-10
平和に飛び交うモンシロチョウも、地球史スケールでは、ほんの少し前に日本にやって来たばかりのパイオニアらしい。押さえきれない衝動に駆り立てられて彼方に旅立つ人たちの原型は、海をわたる蝶なのかもしれない。