私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。

「判官かなはじとや思はれけん、長刀脇にかいはさみ、みかたの舟の二丈ばかりのいたりけるに、ゆらりととび乗り給ひぬ」『平家物語』
壇ノ浦の戦いで義経はひらりひらりと八艘もの船を軽やかに跳び跳び、辛くも敵将の追跡を逃れた、これが「義経の八艘跳び」の伝説です。源義経というと、ともすると悲劇の主人公を思い浮かべがちですが、実は常識破りの戦術で数々の戦を勝ちに導いた勇将。決戦の場であっても、かなわないと思えば大将といえども逃げる、これもまた常識破りの一端です。
そんな常識破りの発想を身につけたいと思いませんか。
情報が氾濫する時代、情報の多様性に着目し、固定化された見方からやわらかな見方へ、発想力を磨く編集術を体験するツアーです。
風薫る五月開講の53[守]師範を務める北條玲子師範と、相部礼子師範がナビゲート。
発想といってもただの思いつきではない。ひらりひらりと軽やかに連想を広げるいくつかの編集ゲームを通じて、現状を打破する見方が変わる体験をぜひ。
◎エディットツアー 特別編
情報の海を発想跳び! ~イメージからマネージへイシス秘伝の連想術
■日時:2024年4月14日(日)14:00-16:00
■費用:本楼参加 1,650円(税込)
■会場:編集工学研究所「本楼」(世田谷区赤堤)
■対象:どなたでも(未入門者大歓迎!)
■定員:本楼参加 先着20名
■ナビゲーター:イシス編集学校師範(相部礼子、北條玲子)、コメント・渡辺恒久番匠
■内容:「本楼」の見学をしながら、イシス編集学校の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただきます。
■お申し込みはこちらから:
イシス編集学校 [守]チーム
編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。
テスト・課題・就活には編集力が一番効く 学校のテスト結果に先がけて、55[守]番選ボードレール「一種合成」の講評が揃った。5日間にわたり届いた10本のほとんどに近大生の名前があった。やはり今期はひと味違う […]
緊急開催!!! 特別講義「佐藤優の編集宣言」の読前ミーティング
特別講義「佐藤優の編集宣言」(7月6日開催)まであと一週間という金曜、55[守]最初の番選ボードレールの講評のさなか、特別講義チームによるミーティングが開催された。 数日前に佐藤優さんから課題本『消された外 […]
「この部屋、昼はこんなにまぶしかったんですね」 東京から駆け付けた学林局の衣笠純子が、教室を見てつぶやいた。6月17日、大阪は快晴。近畿大学・アカデミックシアターのACT-116はガラス張りで、午後の光 […]
第2回創守座の特徴は、なんと言っても学衆のオブザーブだ。指導陣が一堂に会する場を、半分、外に開いていくというこの仕組み。第1回の創守座が師範代に「なる」場だとすると、この回では師範代になることを「見せる」場にもなる。オ […]
かつて「ケイコとマナブ」というスクール情報誌があった。習い事である”稽古”と資格取得にむけた”学び”がテーマごとに並んでおり、見ているだけで学んだ気分になれたものだ。 今や小学生の約3人に2人は習いごとをしているが、 […]
コメント
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2025-07-03
私の28[花]キャンプは、吉阪隆正の建築思想【不連続統一体】の体験だった。場面ごとに異なる空間が次々と立ち現われてくる。よく分からないままに一周すると、ようやく建物を貫く原理のようなものが見えてくる。この「遅れて」やってくる全体性がたまらなかった。
2025-07-02
連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。