福井県敦賀市の「ちえなみき」が活況だ。
オープンから2ヶ月がたち、地元の高校生や他県からの視察隊など、敦賀市人口(6万人強)をこえる方が来場した。波うつ本棚空間に入り込むと、さまざまな知恵を運んできた本との意外な出会いができると、空間も選書も好評である。
11月に開催中の図書館総合展では、「ちえなみき」を含め、丸善雄松堂の手がけた本のある場のオンラインツアーを開催している。本棚というもの、どんな知も組み合わせ自由であることを感じていただきたい。
11月25日と30日には、EEL×丸善雄松堂のライブラリーサービス「ほんのれん」のワークショプも行う。本は、自在な対角線を引いて交差することで編集をおこすツールである。その可能性を体感する機会としたい。ぜひ、世代をこえて、どなたにでも参加していただきたい。
[編工研界隈の動向を届ける橋本参丞のEEL便]
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橋本英人
函館の漁師の子どもとは思えない甘いマスクの持ち主。師範代時代の教室名「天然ドリーム」は橋本のタフな天然さとチャーミングな鈍感力を象徴している。編集工学研究所主任研究員。イシス編集学校参丞。