発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

イシス編集学校では、企業の幹部や経営者も多く学んでいます。閉塞感を打破したい、何か現状を変えていきたい。「問題解決」の方法を探して、イシス編集学校にたどりつく方々がいらっしゃいます。
中川政七商店という日本の工芸をささえる生活雑貨メーカーにて、販売部の責任者をしている古谷奈々師範もそのひとり。古谷師範は、2020年春からコロナ禍での対応に苦しんでおられたといいます。なんとかアタマを柔らかくして、課題解決していきたい。そう思って「編集 学校」と検索したときに、イシス編集学校を知ったそう。ホームページの紹介を読んでも、何をする学校なのかわからない。でも「思考の型」を学べるなら。そして、ネットで学べるなら。そう思って、入門されました。
そして、あれから3年。古谷師範はこう語ります。「もともと私は、『目標を決めたら、ギャップを把握し、目標達成へまっすぐ向かう」という思考でした。でもイシス編集学校[守]基本コースで学ぶ《BPT》という型を知ると、目標へむかって揺れ動きながら進む方法があると知って目から鱗でした」。
12月23日(土)、イシス編集学校のオンライン学校説明会を開催します。学校説明会では、イシスで学べる内容や学びの仕組みをかんたんなエクササイズをまじえてご紹介します。一直線に進むだけではなく、揺れ動くことで生まれてくるイメージやアイデアがある。その驚きを、古谷師範のリアルな声とともに体験いただけます。この説明会が、年内最後の機会となります。2024年を新たな気持ちで迎えるために、ぜひ年内に編集のヒントに触れてみてください。
イシス編集学校
オンライン学校説明会
■日時:2023年12月23日(土)14:00~15:30
■費用:無料
■会場:オンライン(お申し込みの方にZoomアドレスをご案内します)
■人数:限定15名様まで
■ナビゲーター:イシス編集学校師範 古谷奈々(中川政七商店)
■内容:イシス編集学校で学べる内容をわかりやすくご説明します。イシス独自の「編集稽古」をワークショップ形式で体験いただけます。少人数での開催となりますので、個別でのご相談にもじっくりとご対応いたします。
■お申し込み:https://shop.eel.co.jp/products/detail/633(申込締切:12月21日(木)16:00)
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
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コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。