桜の季節は特に日本を意識する季節ではないだろうか。桜、墨、蒼、銀に白。感門之盟2日目は、日本の伝統色で始まった。
佐々木局長は、桜色の着物を黒の羽織で引き締めて、帯に結んだ帯締めははんなり藤色だ。
佐々木局長からバトンを受けたのは、15期[離]律相院を駆動した異次元のエンジン、稲垣景子師範と、そのエンジンの回転数を上げた名伯楽、寺田充宏別当師範代。着物の帯から作られたベルトを結び、水引を意識した紋様をまとった稲垣師範と、ことほぎの紅色の蝶ネクタイを結んだ寺田別当師範代はブルーノ・ムナーリのシャツで律走のエネルギー、想像力を刺激する。
寺田別当師範代が、「守が楽しいのは、世界とつながっているから」と答えれば、稲垣師範は、コップ一つで世界が変わる。知らないことは怖いことではない、新しいことが楽しい」と語った。退院を経た師弟は、左右に並んで感門之盟をナビゲートする。
つないで結んで、さまざまな関係の結び目が律走を後押ししているのだ。
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北條玲子
編集的先達:池澤祐子師範。没頭こそが生きがい。没入こそが本懐。書道、ヨガを経て、タンゴを愛する情熱の師範代。柔らかくて動じない受容力の編集ファンタジスタでもある。レコードプレイヤーを購入し、SP盤沼にダイブ中。
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