9月1日、イシス編集学校学長に田中優子就任。そして、第84回感門之盟「25周年番期同門祭」Day1,2の開催。番期同門祭とは過去の受講生・指導陣が一堂に会する場のことを指し、今回は第3回目となる。定員400名の会場は満員御礼。メインプログラムのみならず、会場では限定復活松丸本舗をはじめ、九天玄氣組や近江ARS、ほんのれん、離やAIDAによるブースが出現し、曼名伽組はカフェでおもてなしを尽くす。大賑わいの2日間は、会場の隅々に至るまで松岡校長の面影でいっぱいになった。
アイキャッチ画像:09.15 第84回感門之盟Day2(写真 小山貢弘)
◇09.01 田中優子 イシス編集学校学長就任
◇09.01 ETJ宮城「ブックワークショップ ~本から本へ、編集のタネで青葉シゲれる~」開催(ナビ葛西淳子、森由佳、山口喜芳)
◇09.01 物語講座 第17綴 師脚座
◇09.05 松岡正剛「編集工学的読書術」が『學鐙 秋号 vol.121』(丸善雄松堂)に掲載
◇09.07 ETJ滋賀「ブックワークショップ ~「いないいないばあ編集」ワークショップ~」開催(ナビ阿曽祐子、米田奈穂)
◇09.07 オンライン学校説明会
◇09.09 多読ジム 最終章Season20スタート
◇09.13 松岡正剛出演 Eテレ「世界サブカルチャー史 ジャポニスム篇」第1回放映
◇09.14 第84回感門之盟「25周年番期同門祭」Day1
◇09.15 第84回感門之盟「25周年番期同門祭」Day2
○09.15 「SHOGUN」米エミー賞歴代最多18冠
○09.19 米ドジャース大谷翔平、50本塁打50盗塁達成
◇09.20 松岡正剛出演 Eテレ「世界サブカルチャー史 ジャポニスム篇」第2回放映
◎09.20 『問いの編集力』(安藤昭子・ディスカヴァー・トゥエンティワン)刊行
◇09.21 オンライン学校説明会
◇09.21 律師のサロン「本楼共茶会」開催
○09.21 能登半島豪雨(〜9/23)
◇09.27 松岡正剛出演 Eテレ「世界サブカルチャー史 ジャポニスム篇」第3回放映
◇09.27 オンライン学校説明会
○09.27 石破茂、自民党新総裁に就任
◇09.28 第178回伝習座(講義 津田一郎)
◇09.28 ETJ愛知「お寺で学ぶ編集術のいろは」開催(ナビ久野美奈子、上原悦子、蒲池卓巳、石黒好美)
◇09.29 輪読座「『太平記』を読む」第6輪
◇09.29 ETJ宮城「秘密の果樹園ワークショップ ~果実がおいしく実る編集術を大公開~」開催(ナビ若林牧子、山口喜芳)
○10.01 石破内閣発足
○10.01 郵便料金30年ぶり値上げ 手紙84円から110円に
○10.01 メキシコ初女性大統領シェインバウム就任式
◇10.04 オンライン学校説明会
◇10.05 第54期[守]創守座 開催
◇10.06 ISIS FESTA SP 今福龍太『霧のコミューン』生者から死者へ 死者から生者へ 開催
◇10.07 物語講座 第17綴開講
○10.09 袴田さん無罪確定
◇10.11 ETJ沖縄「本でおしゃべり~ブックショップでワークショップ」開催(ナビ渡會眞澄、真武信一、外間いち子、土屋克成、多田明日香、新垣香子)
○10.11 日本被団協ノーベル平和賞受賞
◇10.12 Hyper Editing Platform[AIDA]Season5 第1講
◇10.13 ETJ北海道「北の伝統文化で編集稽古」開催(ナビ岩野範昭、神尾美由紀)
◇10.13 多読ジムSP「佐藤優を読む」読了式
◇10.14 第53期[破]開講
◇10.14 オンライン学校説明会
○10.17 美術史学者 高階秀爾氏(92歳)逝去
○10.17 イスラエル軍、ハマス最高指導者を殺害
◎10.18 『昭和問答』(田中優子、松岡正剛・岩波新書)刊行
◇10.19 第42期[ISIS花伝所]入伝式
◎10.20 『蔦屋重三郎 江戸を編集した男』(田中優子・文春新書)刊行
◇10.23 ISIS FESTA SP 字像舎新刊記念イベント「いまこそ聴きたい孤高〈マーヴェリック〉の響き」開催
◎10.25 『編集宣言』(松岡正剛・工作舎)刊行
◇10.27 輪読座「『古事記』『日本書紀』を読む」第1輪
○10.27 衆院選 自公過半数割れ惨敗
◇10.28 第54期[守]開講
◎10.28 『ユリイカ 特集松岡正剛』(青土社)刊行
○10.29 東北電力女川原発2号機 13年ぶり再稼働
○10.30 米ドジャース ワールドシリーズ制覇
◇11.02 PODCAST WEEKEND ほんのれん出店@下北沢ボーナストラック(〜11/3)
◇11.03 多読アレゴリア工冊會
○11.05 米大統領選トランプが勝利
◇11.09 ETJ奈良「神社で編集遊び・短歌をつくる」開催(ナビ松井路代、矢倉芳夫、登田信枝、登田一穂)
◇11.09 Hyper Editing Platform[AIDA]Season5 第2講(ゲスト講師:上野誠)
○11.13 詩人 谷川俊太郎氏(92歳)逝去
◇11.16 律師のサロン「本楼共茶会」開催
◇11.17 第53期[破]セイゴオ知文術AT賞選評会議
○11.17 兵庫県知事選出直し選挙 斎藤氏再選
◇11.24 第53期[破] 破天講 開催
◇11.24 多読ジムSeason20 修了
◇11.24 輪読座「『古事記』『日本書紀』を読む」第2輪
◇11.24 『いまこそ聴きたい孤高の響き』刊行イベント(出演 中野由紀昌、能勢伊勢雄、川崎隆章)
◇11.27 『問いの編集力』出版記念トークイベント 佐渡島庸平×安藤昭子
○11.27 イスラエル・レバノン停戦合意
◇12.01 第54期[守]創守座 開催
◇12.02 多読アレゴリア2024冬 スタート
◇12.07 Hyper Editing Platform[AIDA]Season5 第3講(ゲスト講師:花柳徳一裕)
◇12.07 第42期[ISIS花伝所]キャンプ(〜12/8)
◇12.10 『昭和問答』 出版記念トーク「喪失から創出へ――松岡正剛との対話」@浜離宮ホール
◇12.13 オンライン学校説明会
◇12.14 物語講座第17綴 蒐譚場
◇12.15 第42期[ISIS花伝所]放伝
◇12.16 安藤昭子『問いの編集力』出版イベント@ジュンク堂池袋本店
◇12.19 エディットツアー特別編 ~音楽と編集のクリスマス~(ナビ上杉公志 瀬尾真喜子、岡村豊彦/料理 若林牧子)
◇12.19 近江ARS「還生の会」最終回
◇12.20 DOMMUNE『いまこそ聴きたい孤高の響き』刊行イベント(出演 中野由紀昌、能勢伊勢雄)
◇12.21 オンライン学校説明会
◇12.21 MEditLabクロージングイベント
◇12.22 輪読座「『古事記』『日本書紀』を読む」第3輪
◎12.25 『情報の歴史21増補版』刊行
追悼・松岡正剛
◆松岡さんの魅力の中心にあったもの。それは、私にとっては、〈語り〉である。私は密かに、松岡正剛は現代の(唯一の)〈語り部〉である、と思ってきた。松岡さんの〈語り〉を聴いていると、世界が拡がる。世界が大きくなっていくのを感じる。いや、もう少しイメージに忠実に言い換えると、それぞれ隔壁で分断されていたいくつもの世界が、急に直接的につながって、ひとつの大きな宇宙になるのを感じるのだ。ああ、これこそが編集工学だ。そんなふうに思う。
【追悼】松岡さんの面影は、私たちの〈創〉を刺激し続けただろう(大澤真幸)2024.09.13
◆松岡さんの話し方が魅力的であることは定評があるが、実は大変な聞き上手であった。私は普段は隠している自分の中にふつふつと湧き上がるデーモン的な科学への情念が松岡さんを前にするとあっさりと表出するのが心地よく、松岡さんとは頻繁に会いたいと思ったものだ。
【追悼】デーモンからみたゴーストの”死”(津田一郎) 2024.08.30
◆松岡さんは、まさにうつろいの人だった。とどまることを知らず、変わり続けることを体現しようとした人だったと思う。その評価を没後ですら固定化させようとしたら、うつろうということがどういうことなのかわかってないと叱られてしまうだろう。人間はみな半熟なんだよと。
【追悼】半熟の松岡正剛(鈴木健)2024.09.07
◆それには、幼な心だよと、伝習座の校長講義でその方法を私たちに手渡した。幼な心や寂しさや創を持ち出すことができたなら世界にも繋がっていけるんだよと教えてくれた。
【追悼】松岡校長 人も情報もひとりにしない。(鈴木康代)2024.08.25
◆あなたはその方法の多くを言語化し、仕組み化しておいてくださった。その方法と仕組みは、イシス編集学校の師範代や学衆が使えるものとして、今日もこれからも、駆使されていくことでしょう。集うことができない多くの人々もまた、著書の中で能力とはそもそも何なのか、知ることができるでしょう。
【追悼】終わりではなく始まり(田中優子) 2024.09.01
◆万巻の書が彼の身体を透過していった。そのすべての軌跡が、南方曼荼羅を凌ぐほどの高次交錯線の混沌たる集積体として、彼の内部に美しくも苛烈な綾織り模様を刻んでいた。そこからくり出される知=イデアは、文法も定理も分別も乗り越える自由さを持っていた。
【追悼・松岡正剛】啐啄同機のリズムとともに(今福龍太)2024.09.11
◆松岡さんは、過去とは琥珀の中に保存されるものではなく、積極的に関わり、再考し、現代の生活に再び導入すべきものがあると確信していたと思います。その意味で、彼は古代から現代、未来の叡智を見つめた編集と魂の召喚者でした。
【追悼】松岡正剛:編集の召喚者(武邑光裕)2024.09.09
◆日本や世界の文化、芸術、宇宙、生命、化学、情報を自由自在に「編集工学」に入れ込んでしまった松岡先生は、私という小さな存在のものだけでなく、この国にとっても唯一無二の方でしたし、残されたものはこれからもずっと進化し続けていくでしょう。
【追悼】松岡先生が亡くなった後(井上麻矢)2024.08.31
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後藤由加里
編集的先達:石内都
NARASIA、DONDENといったプロジェクト、イシスでは師範に感門司会と多岐に渡って活躍する編集プレイヤー。フレディー・マーキュリーを愛し、編集学校のグレタ・ガルボを目指す。倶楽部撮家として、ISIS編集学校Instagram(@isis_editschool)更新中!
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