巣の入口に集結して、何やら相談中のニホンミツバチたち。言葉はなくても、ダンスや触れ合いやそれに基づく現場探索の積み重ねによって、短時間で最良の意思決定に辿り着く。人間はどこで間違ってしまったのだろう。
毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
2023年夏。皆様はいかがお過ごしでしょうか? 暑さを吹き飛ばして、推しキジ・セレクションを少しでも癒しのひと時にしていただきたい!と、今月は、おひとりスペシャル・ゲストをお呼びしました。
エディスト読者ならピンと来るであろう「やどかり」!そう、チーム・ヤドカリから、久しぶりの登場、網口渓太師範です。物語講座の指導陣ロールを終えた網口師範が、この夏、どんな記事にときめいたのか? みなさんも編集学校ならではの“きゅん”を思い出していただけることでしょう。
さあ、いったいどの記事が推されたのか?それでは今月の推しキジをどうぞ!
記事越しにではありますが、近場のダイモーン教室の汁講の様子をみていると、編集ってやっぱり、躊躇してないで使うから面白いんだなって気がつかされます。社長をゴリラに見立てるとか、ポケモンバトルにSNSのアーキタイプを見い出すとか、めっちゃ編集していて稽古欲が湧いてきます。汁講なんてもう何年も出てないですが、あぁ、これだこれだと、編集稽古していた当時を思い出しました。
あと、ある学衆が松岡校長の千夜千冊に感銘を受けている場面もいいですね。その出来事を「真似る」というキーワードと、教室名の「近場」を合わせて記事に落とす。守と教室のらしさもたっぷりで、編集エナジーがチャージされました。──網口 渓太
続いて、この御方も、ああ青春のひとこま。をPickしてくださいましたよ。
当欄には「エディスト・チーム渦」として加わっているのだけれど、角山の今期の編集学校ロールとしては「守師範」だ。今回は守師範だからこその視点でピックアップしたい。実は今期51[守]は、師範・師範代のエディティングキャラクターを表出するという目標で動いている。春先の「師範エッセイ」、師範コラボ記事「師範×師範×エディット」が一例だ。これって実は、初の試みなんだぜ(エヘン)。師範代たちも筆をとった。畑本ヒロノブ師範代が自身の汁講を記事にすれば、一倉広美師範代は伝習座を描出した。特に一倉師範代の記事がね、うん、すごくいい。師範代の迷いや恐れや揺れを正直に明かしながら、師範代としての「わたし」が眼前の出来事を受け止め、乗り越えんとしている姿を描いた。今しか書けない記事だ。「あいつらが書くなら私だって!」という決意が、51[守]に渦巻いている。 ── 角山 祥道
⦿【破 物語編集術体験ツアー 8/26開催】 別様の世界のつくり方
⦿【本楼に行けるチャンス】8/26(土)14時〜イシス編集学校 学校説明会を開催します
2023年の夏は、各地で花火大会やお祭りが復活。コロナの感染拡大も気になりますが、夏らしい夏が久々にやってきました。
イシスの夏も例外ではありません。イシス編集学校では、未入門者が編集工学を体験できるお祭りイベント「エディットツアー」と「学校説明会」をぞくぞくと開催予定。2万冊の本棚空間を体感できる本楼開催も多いので、ご関心のある方をお誘いあわせの上、ぜひこの機会にご参加くださいませ。──上杉 公志
<今後のエディットツアーの開催予定>
https://es.isis.ne.jp/admission/experience
<今後の学校説明会の開催予定>
あまり内側をお見せすることがない編集部ですが、上杉さんはsocial media担当でもあるのですよね。いま、X(旧Twitter)もFacebookも、エディットツアーや学校説明会のお知らせを絶賛展開中です。師範代経験者がナビゲイター役をすることが大変好評で、参加された方々から充実の感想をいただいています。たくさんの方に編集を経験してみていただきたいですね。
本当にびっくりするぐらいに続々と、週に1回ぐらいやっていきますので、ベストなタイミングを選んで皆さんご参加ください〜!
4 後藤’s 推しキジ! 
─ 夏休みに読んでほしいでPick!
「宿題しなさい」と言わないと決めると我が子たちがどうなるか。
ある事情で「勉強しなさい」と言えない編集かあさん。宿題がない長男と毎日宿題がある長女を観察していると二人のアイダに変化がおとずれたという。詳しくは記事を読んでいただきたいが「宿題」というものに自分や我が子がどう付き合ってきたか、何をどうやって「学習」したらいいか、深く振り返るきっかけを与えてくれる記事です。──後藤 由加里
マツコ’s Plus one!
編集かあさん家の長男さんは、そうとう編集的!なコラム5選(マツコ・セレクト)
🐶編集かあさんvol.3 「なかまはずれ」のすうがく始め
https://twitter.com/seigowhibi/status/1689573995522428928
─ ISISの今でPick!
⦿君のクイズを日常に-アブダクション考-【おしゃべり病理医72】
「マンガのスコア」と「おしゃべり病理医」。エディスト黎明期を支え続けてきた二大連載が、2023年7月に同時掲載された。「マンガのスコア」の堀江純一は宮崎駿監督の最新作『君たちはどう生きるか』の公開と重ねての再掲載、「おしゃべり病理医」の小倉加奈子は「大澤真幸の編集宣言」に刺激を受けての記事アップと、どちらも旬の与件を逃さないエディスト魂が光った。ファンとしては、二人の連載頻度が上がることや新連載をどうしても期待してしまう。──吉村 堅樹
マツコ’s Plus one!🐶
🐶マンガのスコア アーカイブ
【Archive】マンガのスコア 各作家のキーブックはこれだ!!
🐶おしゃべり病理医 アーカイブ
【Archive】おしゃべり病理医・編集ノート
【Archive】世界読書奥義伝[離]の日常「をぐら離」
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年7月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
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鈴木健×田中優子緊急対談「不確かな時代の方法としての政治~PLURALITYと相互編集~」がYouTubeイシスチャンネルで公開されました。 田中優子学長が以前より熱望していた鈴木健さん(東京大学特任研究員 […]
編集部が選ぶ2025年10月に公開した注目のイチオシ記事6選
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〈編集〉とは、雑誌編集や動画編集などの特定の分野に限られた行為ではありません。私たちは普段の生活の中でもたくさんの〈編集〉を行っていることをご存知ですか? 仕事のために身支度をしたり、通勤の移動中に音楽を聴 […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 今年最後の1カ月となりました。寒さが増す中ですが、イシス編集学校の12月は多彩なプログラムで熱気を帯びています […]
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2025-12-16
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2025-12-10
マンガにおける短詩系文学といえば四コママンガということになるだろう。四コママンガに革命をもたらした最重要人物の一人である相原コージは、そのものズバリ『漫歌』をものした。
2025-12-09
地底国冒険譚の主人公を演じ切った幼虫と灼熱の夏空に飛び立った成虫、その両方の面影を宿すアブラゼミの空蝉。精巧なエンプティボックスに見入っていたら、前脚にテングダニの仲間が付着しているのに気づきました。