「羽口」=フレンチキッス
「鍵溺」=ピアニスト
ならば、「境界異性」は?
5月28日(木)、近大生[守]学衆は特別稽古を行っていた。
取り組むのは、編集稽古013番「合金と合コン」。44[守]から第1回番選ボードレールに復活したお題だ。
内容は、規定の漢字1字にもう1字をプラスして新しい二字熟語(あるいは2字+2字で四字熟語)を作り、よみがなをあてるというもの。
4.5倍もの激戦をくぐり抜け、受講資格を勝ち取った近大学衆。
若き40名の志士を支えるべく、所属教室の師範代・師範に加え、「近大番」なる目付役がスタンバイしている。近大学衆は、受講中に3〜4回、松岡校長が監修した近大・ビブリオシアターに集い、指導陣とリアルに交わし合いながら稽古できる特典付きの受講スタイルだ。
今期は、6月いっぱい学内立ち入り禁止。そのため場所をZoom教室に変更しての開催となった。日曜22時のエントリー締切をひかえ、近大学衆は食いさがる。
「『境界』が抽象的でやりにくいんですけど……」
学衆Sから質問が飛ぶ。近大番・川野貴志師範がすかさず応答。
「具体的な場面を設定するといいかもしれないですね。ミクロな細胞の境界もあれば、この世とあの世の境界も、男女の境界も」
おずおずと切り出す学衆M。
「ぼく、『境界異性』を考えたんですけど、どうやって読んだらいいかわかんなくて」
マツコ・デラックス!?とのざわめきを制し、二次元と三次元の境界にいるアイドル的異性を想定したと意図を語る。「初恋?」「ヒロイン!」チャットで仲間からアイデアが寄せられた。終了時間を過ぎても、4名が居残り自主稽古を行った。
[守]のお祭りとして、全教室200名以上がいっせいに湧き立つ番ボーウイーク。学衆は少なくとも2~3回、ツワモノは10往復以上も師範代とやりとりを重ね、回答を磨きあげる。推敲の過程で、イノベーションを生み出す「一種合成」の型が叩き込まれる。
あたりまえの境界を超える斬新な発想は、どうしたら作れるか?
その鍵は、オンラインツアーで。6月中、毎週開催。
https://es.isis.ne.jp/news/event/3201
梅澤奈央
編集的先達:平松洋子。ライティングよし、コミュニケーションよし、そして勇み足気味の突破力よし。イシスでも一二を争う負けん気の強さとしつこさで、講座のプロセスをメディア化するという開校以来20年手つかずだった難行を果たす。校長松岡正剛に「イシス初のジャーナリスト」と評された。
イシス編集学校メルマガ「編集ウメ子」配信中。
「知のコロシアム」とささやかれる、Hyper-Editing Platform[AIDA]。半年のあいだ、多彩なゲストやボードメンバーとともに知を深め、自己変容していくプログラムです。座衆と呼ばれる受講生は「常識がひっく […]
【リスキリングなら】勉強の仕方を学べるイシス編集学校!4/18(木)オンライン説明会あります。
大人になってから、もう一度学びなおしたくなる――。リスキリングやリカレント教育という言葉があたりまえになったいま、社会人になって大学や大学院に興味が向き始めた人も多いでしょう。 でも、そのときに悩むのが「何を」学ぶか、で […]
【イシスの推しメン26人目】ジュエリーデザイナー小野泰秀が、松岡正剛の佇まいに惹かれたワケとは
『デザイン知』。千夜千冊エディション2冊目にして、「デザイン」に関心のある者の心を鷲掴みにしていった1冊だ。ジュエリーデザイナーの小野泰秀さんは、松岡正剛による『デザイン知』の衝撃波をうけ、イシス編集学校へ入門。 なぜ、 […]
松岡正剛は、一世紀にひとりの天才だ。――佐藤優 多士済々の異才・哲人・哲人とともに対話し、思索を深める場。それが、Hyper-Editing Platform[AIDA]です。公式ホームページでは、ボードメ […]
【こまつ座への招待状】東京裁判を扱った公演『夢の泪』 井上ひさし生誕90年記念第1弾 4/6開幕
わたしたち日本人は、 どうしてこうも心楽しまない日々を送っているのでしょうか。 どうしてこうもどことなく不安な毎日を過ごしているのでしょうか。 日本国は、わたしたち国民が自らの手で そのあり方を創ってくこと […]