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世界は、すでに編集されている。
言葉はAIによって継ぎ直され、アルゴリズムが関係を編み上げる。
私たちのまなざしや判断すら、見えない「編集の手つき」によってかたちづくられている。
では、私たちはその中でどう生きるのか?
その見えないフレームを、誰が設計したのか?
どのような思想がその背後にあり、何が排除され、何が「見えないまま」そこに残されているのか?
OUTLYING CLUB は、そうした問いを「外側」から立ち上げる、見方を変えるための場所。
主流の形式に吸収されるのではなく、その“外縁”に立つことで、世界の編み方そのものを問い直していく。
そのプロセスの先に立ち現れるのが、武邑光裕という編集的存在だ。
武邑光裕
思想する編集者にして、複数のメディア環境を移動しながら生きる実践者。
1980年代には、クラブカルチャー、カルト映画、アンダーグラウンド出版といった現場を横断しながら、情報の流れに「ズレ」や「溜まり」を生み出してきた。
2015年から2022年にかけてはベルリンへ。
移民、アート、スピリチュアリティ、スタートアップ、コードと儀式。
異なる文化の端点が交錯する都市の生成空間に身を置き、テクノロジーと感覚の再接続をテーマに思考と行動を交差させる。
思想と身体、環境と言葉。
そのあいだを往復する在り方そのものが、ひとつの「編集モデル」として機能している。
言葉の選び方、場の選定、姿勢、引用、沈黙──
そのひとつひとつの選択から、「編集とは何か」が静かに滲み出ている。
OUTLYING CLUBでは、武邑光裕という現象を擬くことによって、メディアとは何か、編集とはどこへ触れる技術なのかを、制作と思考の両面から探求する。
ひとりの人間を、ひとつのメディア環境として捉える。
そこに浮かび上がる構造、関係、余白、ズレ。
それらを素材として、ひとつの編集装置としてのマガジンを制作する。
このマガジンは、読むための媒体ではない。
“編集される私たち自身”を再発見するための構造体=思考環境。
武邑光裕の言葉や所作を模倣するのではなく、擬きながら読み換える。
その行為を通して、新しい関係や視点、思考の輪郭を立ち上げていく。
擬態、反復、引用、強調、沈黙、歪曲──
編集のあらゆる手つきを駆使して、「読む=考える=書く」という連環を、紙媒体とウェブメディアを横断しながら展開していく。
参加資格は、ただひとつ。
主流の形式に、かすかな違和や距離感を覚えたことがあること。あなたの中にある「視点のずれ」を、恐れずに差し出してほしい。
あなたの感覚が捉えた「見えない編集」に、そっと言葉を与えてほしい。
OUTLYING CLUBは、見方をずらすことで、世界との関係の結び直しを試みる人を待っている。
多読アレゴリア2025夏 OUTLYING CLUB
【定員】30名
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
募集開始★多読アレゴリア 2025・夏スタート!!!!!!!
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外縁から世界を編み直す
小野泰秀
編集的先達:ゲーリー・スナイダー。ファッション、工芸、音楽、映画、写真、マンガと幅広い慧眼をもつジュエリーデザイナーにして骨董商。所持金80ドルでオーストラリアに上陸し、生活を始めた行動力の持ち主。ブレない自分軸を立てつつ、ただいま編集力探究に邁進中。
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