毎月公開されるEdist記事は30本以上! Edist 編集部メンバーが厳選した、見逃せない ”今月の推しキジ” をお届けします。
今年の春にスタートした、エディスト・チーム渦。角山祥道師範、羽根田月香さんを中心に、現在、学衆コラム“ISIS wave”が連載されています。この“今月の推しキジ”シリーズにも、春から毎回チーム渦に参加いただくことになりました。
さあ、今月はどの記事が推されたのか?それでは今月の推しキジをどうぞ!
※推しキジPickに参加してみたい!というかたがいらっしゃれば、いつでもマツコにご連絡ください。
師範代、師範が編集術、編集工学、指南方法を深める伝習座。守の4つの用法のトリ、用法4「きめる・つたえる」の解説をつとめたのが石黒好美師範。情報の表現を極める編集の型を「笑い」をキーワードに射抜いて見せた。そのレポートを引き受けたのが、エディストライターとして売り出し中の福井千裕師範代。あらゆるイベントに出没し、自ら学びながらアウトプットし続ける姿は、これからのエディストスターとして大いに期待したい。語ってよしの石黒、書いてよしの福井をダブルで推したい。
──吉村 堅樹
ということで、勢いのある石黒師範の伝習座レクを、こうもエネルギッシュにレポートする福井師範代に、あっぱれでございました。推されるべくして推された、という感じですね。
さて、エディストライターのプロフィールにはみなさん編集的先達を書かれています。石黒師範の編集的先達は電気グルーヴ、福井師範代の編集的先達は石牟礼道子。ふむ、なるほどな感覚におちたのは私だけでしょうか。いやはや、編集道の未来は明るい。
37[花]から花伝所の指導陣が交替でコラムを書いていて、密かに注目している。実は講座の記事は難しい。編集用語×出来事でまとめれば、それっぽい記事が書けるが、「編集用語やイシスのフレーズ自体が紋切り型になる」という陥穽があって意外と苦労するのだ。38[花]はアイキャッチにも苦心していたので、さてどうなるかと気になっていたが、「そうきたか!」という記事がこれ。題名だけでは意図がわからず、記事の半分以上は「自分ごと」だ。ところがこの体験に書き手の「見方づけ」(モニターアーム=余白)が差し込まれ、一気に編集語りとなる。そうか、題名は「問い」だったのか。
日常に編集的見方を重ねることで、渦を発生させている。体験的対角線の引き方も見事。編集語りのホドも丁度よい。 ── 角山 祥道
本を撮るとは存外難しいことです。中でも『千夜千冊エディション』は何冊もの本が1冊に入っていて、世界観が広大かつ深遠であるがゆえ、いざ撮影しようと思うとエディションのもつ複雑さと熱量に怯みそうになります。最新エディション『昭和の作家力』の撮影に挑んだのは倶楽部撮家8名のメンバーです。同じ本を一斉に撮るという試みは今回が初めて。各々『昭和の作家力』のどこに感応し、何を撮ろうとしたのか、その方法の違いを楽しんでもらえればと思います。
そして、倶楽部撮家メンバーである宮坂由香も、ついにエディストライター・デビューをしました。初めてにして3本立て。今まさに教室に向かっている師範代の心の動きに寄り添うように丁寧にシャッターを切る、伝習座フォトレポートです。こちらもあわせてご覧ください。
──後藤 由加里
マツコ’s Plus one🐶!
倶楽部撮家の表現の場のひとつ、インスタもお忘れなく〜
Instagram更新中!(@isis_editschool)
4 マエストロ上杉’s 推しキジ!
─ 応援ファンファーレでPick!
⦿恋心ゆらめく「ホンとの話」を司書に託して【目次読書から共読へ】
九天玄氣組の中野組長によるレポート。同じく九天玄氣組のメンバーの三苫麻里師範代がナビを担当された、福岡地区高等学校の学校図書館協議会総会での目次読書ワークショップを記事にしてくださいました。
イシスではお馴染みの「目次読書」とインタラクティブな「共読」のワークの様子が写真がなくてもいきいきと伝わってきます。それは、目次読書で本を装幀や手触りといったものも情報として扱うように、中野組長がワークショップの場の多様な情報を収集して、レポートの随所に盛り込んでいるから。特に司書のみなさんがワークが進むにつれて次第に没頭していくプロセスが一貫して編みあげられていました。
今回のような、イシスメンバーの取り組みや活動をもっと拝見・拝読したいなと思わず思ってしまいました。 ──上杉 公志
マツコ’s Plus one!
九州支所「九天玄氣組」による過去記事5選
🐶エディスト初記事 2019/08/01(木) まだら、まんだら、九天玄氣組。
🐶九天組長インタビューfile1 2019/11/09(土)東京の品川未貴が福岡で大転身したわけ
🐶毎年お正月恒例! 2020/01/22(水) 松岡校長に贈る九天年賀の「編集道」
🐶エディットツアーも 2021/04/02(金)あなたの知らない編集学校「地域支所」の世界【ツアー@九州】
🐶九天をまとめよみ 随時更新 【Playlist】玄氣で侠氣な九天7選(選:中野由紀昌)
みなさんのオシは、見つかりましたか?
以上、2023年6月の記事から、エディスト編集部の”イチ推しキジ” を厳選してお届けしました。
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
2/21開催 『情報の歴史』ゲームをつくろう★山本貴光さん出演!!
今年、なんと「情報の歴史」(情歴)がカードゲームになります! 順調に制作が進めば、今年秋に発売の予定です。 そこで、情歴のカードゲーム化に更なる勢いをつけるべく、「情歴カードゲーム化決定!」記念イベントとして《IS […]
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 今回は、2025年2月に予定されている活動をご案内いたします。 今月は、秋からスタートした基本コース[守]、応 […]
2024年8月12日、松岡正剛校長が逝去されました。その知らせは瞬く間に広がり、編集学校内からも、各界の人々からも追悼の意が寄せられました。遊刊エディストでは8月21日以降およそ1か月にわたり、寄せられた追悼コラムを掲載 […]
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!そのなかからエディスト編集部メンバーが厳選した、もう一度読みたい注目の”今月の推しキジ” をお届けしています。 今回は、2024年12月に公開された記事の中から選 […]
松岡正剛の魂「伝説の本屋 『松丸本舗』リターンズ」、君はもう体感したか?(丸善丸の内本店 2/28 までフェア開催)
「夢か幻か」 福原義春 あれは幻だったのか。 東京駅北口の丸善丸の内本店の四階に松岡正剛の魂が呼び寄せられた。 魂は昔在った本屋さんを近未来的に実現することを要求した。 魂はまた、画一的な本棚の中に押し […]