桃の節句に、桜の葉が好きなモモスズメ。飼育していると、毎日、たくさんの糞をするが、それを捨てるのはもったいない。こまめに集めて珈琲フィルターでドリップすれば、桜餅のかほりを放つ芳しき糞茶のできあがり。
毎週水曜日は、週刊キンダイの日。
いよいよvol.10を迎えました。ということは55[守]も10週目。
ふぅ~と一息、お茶でもどうぞ。
どんなことにも編集機会が待っている
近大生にとって稽古Dayは編集チャンスが詰った特別な日。開催の後は決まってマグロワンダフル教室が賑わう。
偶然のchance 必然のchain
ちょうどチャイ飲んでたので紅茶を取り上げました。
(マグロワンダフル教室 Yさん)
たまたま飲んでいたチャイから、ストレートティ、レモンティ、ミルクティなど紅茶の種類を想い浮かべ、さらには摘採・萎凋・加熱・揉捻・乾燥といった製造工程まで調べ尽くした回答に至った。
日常ではそこまで考えることはないが、稽古では注意のカーソルが向いたその場から編集チャンスが訪れ、どこまでも深みにはまってゆける。
数寄をcharge 回答へchallenge
戦国武将が好きなので、これを分類する時、一番しやすいのが鍋料理だった。(マグロワンダフル教室 Aさん)
008番「豆腐で役者を分ける」では、織田信長は気性が荒いので『キムチ鍋』、豊臣秀吉といえば金だから『てっちり』、じっくり待つ徳川家康はさしずめ『牡丹鍋』と戦国時代の偉人を鍋料理で分けた回答がやってきた。鍋の分類なら戦国時代に詳しくなくても「なるほど、そんな気がする」と思えてくる。知ってることは、知らないことを連れてくるのだ。
見立ててcharm 繋がる channel
「プロトタイプ」のお題では、お中元を知らない人に説明する。お中元文化そのものが薄れている昨今、大学生にとってはなんのことかも分からないかと思いきや、”お中元とは夏の感謝の贈り物”とキャッチコピーになりそうな粋で要約の効いた回答が届いた。
めっちゃサクサク進みました。しっくりくる単語が次々出てきて楽しかったです。(マグロワンダフル教室 Sさん)
日本語には古来の慣習をなんとなく共有できる不思議な力がある。
No chase , No change
7月に入り第2回番選ボードレールが始まった。古代ギリシア時代の編集技法「ミメーシス」と「アナロギア」を一種合成した「ミメロギア」というお題では一見して関係のなさそうな言葉から似ている部分と違う部分といった矛盾を際立たせ、新しい関係を見いだす。地を変えればその関係線は星の数ほどある。
よく分からない。どう考えてもわかりません。
025番トップ回答のAさんは、こう振り返りながらも回答数はなんと18個。わからないけど、やる。このとことんっぷりが、頭の中の変化を生み出すのだ。カーチェイスをするように「ぜったい捕まえるんだ」という気概で追いかけてほしい。回答を出し尽くして、まだ誰も見たことのない関係線をつかまえよう!
マグロワンダフル教室では、あれこれのCHAが飛び交っている。
CHAnce・CHAllenge・CHArge・CHAin…
CHAとは茶のこと。煎茶、番茶、麦茶、烏龍茶、紅茶と飲むためのお茶だけではなく、日常茶飯事、無茶ぶり、茶々を入れるなど、私たちの生活は茶であふれている。それもそのはず、茶の語源は余り、余白のことなのだ。
お茶ほど日本人の生活に広く深く関わっているものはない。おそらくコメをとらない1日はあっても、お茶を一杯も飲まない1日はめったにないのではないか。
『見立て日本』(著・松岡正剛/写真・太田真三)
マグロワンダフル教室は今日も元気に営業中、美味しい鮪を堪能した後は、やはり「あがり」でしょうか。
幻の編集稽古メニュー?
大将、ごちそうさまでした!
アイキャッチ・図/稲森久純(55[守]師範代)
文/一倉広美(55[守]師範)
週刊キンダイ 連載中!
週刊キンダイvol.001 ~あの大学がついに「編集工学科」設立?~
週刊キンダイvol.002 ~4日間のリアル~
イシス編集学校 [守]チーム
編集学校の原風景であり稽古の原郷となる[守]。初めてイシス編集学校と出会う学衆と歩みつづける学匠、番匠、師範、ときどき師範代のチーム。鯉は竜になるか。
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コメント
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2026-03-03
桃の節句に、桜の葉が好きなモモスズメ。飼育していると、毎日、たくさんの糞をするが、それを捨てるのはもったいない。こまめに集めて珈琲フィルターでドリップすれば、桜餅のかほりを放つ芳しき糞茶のできあがり。
2026-02-24
昆虫観察には、空間の切り取りに加えて、時間軸を切り裂くハサミをタテヨコ自在に走らせるのもおすすめ。この天使のようなミルク色の生き物は、数十分間の期間限定。古い表皮を脱ぎ捨てたばかりのクロゴキブリです。
2026-02-19
棚下照生。この忘れられたマンガ家が、最近、X(ツイッター)で話題になっていた(なぜかは知らないが)。大人漫画のタッチで劇画を描くという、今となっては完全に絶滅した手法が、逆に新鮮に映るのかもしれない。代表作『めくらのお市物語』は、連載当時、大変な人気で、映画やテレビドラマにもなったのだが、現在では、タイトルに問題アリで、復刊の目途もない。もしも古本屋で見かけることがあったら絶対買いです。