発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

本日の「遊刊エディスト」は武邑光裕DAY!!
メディア美学者・武邑光裕さんのゲストイベント「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇」を告知する本記事とともに、「【AIDA】「新中世」時代に考えるメタヴァースの将来(武邑光裕ロングインタビュー)」の二本の記事がエディストに一挙公開されます。
あわせて、過去記事の「【AIDA】DOMMUNE版「私の個人主義」!!!!! by武邑光裕」、「【AIDA】リアルが持っている代替不可能な感覚情報がAIDAで鮮明になった<武邑光裕さんインタビュー>」も読んでもらえれば、「『情歴21』を読む」イベントの参加準備は万端です。
https://edist.isis.ne.jp/past/aida2-5_takemura/
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇」は、2022年5月18日に開催予定。これまで「『情歴21』を読む」は、大文豪バルザックと対峙した第一弾「山本貴光篇」を皮切りに、中世の東西教会分裂から現代のウクライナ問題までを一気通貫した第二弾「大澤真幸篇」、さらに、江戸開府と明治維新のあいだの動因と渦にズームインした第三弾「田中優子篇」が連続連打されてきました。
そして、四番バッターの第四弾「武邑光裕篇」では、中世の相似系とも言える現代を「新中世時代」と位置づけ、「分散型ドロップアウト」や「メタヴァース」、「三体問題」(東洋・西洋・デジタル)をキーワードに『情報の歴史21』(編集工学研究所)の複相トラックを縦横無尽にめぐります。あるいはそもそも「リアルとは何か?」「バーチャルとは何か?」という存在の根本問題を問いかけながら、またとない知的興奮に満ちた、武邑流のサイバー空間が立ち上がってくることでしょう。
『情歴21』×武邑光裕のコラボレーションの実現に編集工学研究所・松岡正剛所長も太鼓判を押しています。どうぞお見逃しなく!
左から『プライバシー・パラドックス データ監視社会と「わたし」の再発明』(黒鳥社)
『ベルリン・都市・未来』(太田出版)
『さよなら、インターネット――GDPRはネットとデータをどう変えるのか』(ダイヤモンド社)
『サイバー・メディアの銀河系―映像走査論』(フィルムアート社)
「ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む」は、古代から中世、近世、近代そして2020年まで古今東西様々なジャンルを見開きで一望できる『情歴21』という一大クロニクルに、どんな可能性があるのか、どのように使い倒すことができるのか、さまざまなゲストが自らの方法を開陳するスペシャルイベントです。このアーカイヴは書籍化の構想もあり、今後も毎月一回ほどのペースで続いていく予定です。まだまだ見逃せない情歴プロジェクト、今後の展開もどうぞお楽しみに!
ISIS FESTA SP『情報の歴史21』を読む 第四弾 武邑光裕篇
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2022年5月18日(水) 19:30~22:00
■会場:
リアル参加:本楼(世田谷区豪徳寺)
オンライン参加:お申し込みの方にZOOMアクセス情報をお送りします。
■参加費 :
リアル参加:¥ 3,850(税込)
オンライン参加:¥ 2,200(税込)
■参加資格:どなたでもご参加いただけます。
■お申込み:以下よりお手続きください。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/397
*プルダウンでリアル/オンラインをお選びください。
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金 宗 代 QUIM JONG DAE
編集的先達:宮崎滔天
最年少《典離》以来、幻のNARASIA3、近大DONDEN、多読ジム、KADOKAWAエディットタウンと数々のプロジェクトを牽引。先鋭的な編集センスをもつエディスト副編集長。
photo: yukari goto
佐藤優さんから緊急出題!!! 7/6公開◆イシス編集学校[守]特別講義「佐藤優の編集宣言」
佐藤優さんから緊急出題!!! 「佐藤優の編集宣言」参加者のために佐藤優さんから事前お題が出題されました(回答は必須ではありません)。回答フォームはこちらです→https://forms.gle/arp7R4psgbD […]
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「脱編集」という方法 宇川直宏”番神”【ISIS co-missionハイライト】
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。