【多読アレゴリア:群島ククムイ】季節風に乗って島あしびの旅へ!

2024/11/16(土)20:36
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多読アレゴリアWEEK開催中!!!!!
12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!


 

 「島」「旅」「風」こんな言葉が気になるなら、私たちと一緒に言葉を遊ぶ島めぐりの旅に出かけましょう。12月から始まる多読アレゴリアのクラブのひとつが群島ククムイです。

 

 ククムイとは、琉球・奄美地方の方言で「蕾」のこと。未来への期待を一身に溜め込んでぷくりと膨らんだ小さな蕾。今にも咲き開きそうな時分の瑞々しさを活動のエッセンスに、令和のスナフキン、イシスコミッションの今福龍太さんを迎えて、本物の言葉が響き合う小さなコミューンを作りたいと立ち上げました。

 

 島には季節風が吹きます。春・夏・秋・冬。季節ごとの風に乗せて今福さんから届くククムイ・レターを元に、その声や言葉を自分の身体を通すことで新しいメディアに変容させていく、そんな遊びをしていきたいと考えています。

 

 

 ここでの体験は、声・ことば・本と「わたし」、さらに仲間からの刺激がいくつも重なりあい、日常まるで多重露光写真のようにみせてくれます。偶然の重なりが生み出す魅力に遊びましょう。

 

 第84回感門之盟での今福さんのインタビューを引用します。

遊びって何か。奄美や沖縄で「うたあしび」が何かを学ぶときの最高の奥義としてある。人間のコミュニケーションも全て「うたあしび」。何かを受け止め、受け取り、与えていく。全てを受け取り、全てを逃がす、そういう何かを蓄積したり、所有したり、余剰価値を生産したりすることから開放されるのが遊びの場。

 

 群島ククムイというコミューンを遊び場として、何か新しい予兆を感じる場に仕立てていきたい。ぜひ、新しい遊び場をつくる仲間になってください。

 

 一年後には、今福明子さんの小さな製本工房Gato Azuleの手ほどきを受けて、一冊の本に仕立てる予定です。もちろん、今福さんから届くククムイ・レターは、群島ククムイのために誂えられたオリジナル。このクラブでしか入手できない特典です。

 

文・挿入画像:西村慧

アイキャッチ画像:群島ククムイ×山内貴暉

 


多読アレゴリア「群島ククムイ」

【定員】20名 ※残席わずかです!

【開講日】2024年12月2日(月)

【申込締切日】2024年11月25日(月)

【受講費】月額11,000円(税込)*リアル開催の座(イベント)は別途会費制

 

*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。

1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。

【開催期間】2024冬:2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定

 

お申し込みはこちらから

https://shop.eel.co.jp/products/detail/765


 

【多読アレゴリアWEEK!全12クラブ一覧】

早い者勝ち? 多読アレゴリアとは何か!!!!!!!!!?

終活読書★死生堂:あらたな死生観に出会う道行き

よみかき探Qクラブ:求ム!愉快なよみかき「探Q」人

EDO風狂連(田中優子監修):EDOで別世が立ち上がるーーEDO風狂連花鳥風月之船立

多読ジムClassic:読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し

勝手にアカデミア:勝手にトポスで遊び尽くす

OUTLYING CLUB(武邑光裕監修):少数なれど熟したり。はぐれ者で行こう!

軽井沢別想フロンティア:軽井沢にべつそうを!

緊急瓦版!『多読アレゴリア 大河ばっか!』ーー本が連なり、歴史の大河へ

大河ばっか!①:「大河ばっか!」の源へ(物語マザー編)

大河ばっか!②:「大河ばっか!」の源へ(キャラクター・ナレーター編)Coming soon

大河ばっか!③:「大河ばっか!」の源へ(温故知新編)Coming soon

群島ククムイ(今福龍太監修):季節風に乗って島あしびの旅へ!

千夜千冊パラダイス:Coming soon

身体多面体茶論:Coming soon

音づれスコア:Coming soon

 

  • 渡會眞澄

    編集的先達:松本健一。ロックとライブを愛し、バイクに跨ったノマディストが行き着いた沖縄。そこからギターを三線に持ち替え、カーネギーで演奏するほどの稽古三昧の日々。知と方法を携え、国の行く末を憂う熱き師範。番匠、連雀もつとめた。

コメント

1~3件/3件

若林牧子

2025-07-02

 連想をひろげて、こちらのキャビアはどうだろう?その名も『フィンガーライム』という柑橘。別名『キャ
ビアライム』ともいう。詰まっているのは見立てだけじゃない。キャビアのようなさじょう(果肉のつぶつぶ)もだ。外皮を指でぐっと押すと、にょろにょろと面白いように出てくる。
山椒と見紛うほどの芳香に驚く。スパークリングに浮かべると、まるで宇宙に散った綺羅星のよう。

川邊透

2025-07-01

発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

川邊透

2025-06-30

エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
 
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
 
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。