さや媛 前々回は「シーズン1のKEY千夜」を明かし、前回は千夜千冊パラダイスの醍醐味「3つの千」のお話でしたよね。
ちひろ媛 深い霧に包まれていた千夜千冊パラダイスも、すこしは視界が開けてきたかしら?
さや媛 シーズン1では『茶の本』を入口に、多種多様なアウトプットで遊べるんだ!ということが見えてきた分、見えない部分も気になったりして。
ちひろ媛 じゃあ今回はインプットのことを話しましょうか。パラダイスでどんな情報に触れられるのか?っていう。
さや媛 たしか、松岡校長が天心について語っている講義映像を蔵出しするとかって言ってませんでしたっけ?
坊主 伝習座とかね。
ちひろ媛 そのほかの蔵出しイベントも…?
坊主 千パラ限定であるかも?
ちひろ媛 たとえば『連塾―方法日本』シリーズって、読めば読むほど当時の空気を味わってみたかったなあという気持ちが募ってくるんですよ。こういった映像が見られるかもしれないですね!
小僧 あと「一册一声」ってあるじゃないですか。
さや媛 校長みずから千夜千冊を朗読しながら、テキストにはない解説もちょこちょこ入れている音声メディアですよね。
小僧 そうそう。一册一声にちょうど『茶の本』の回があるので、千パラシーズン1のみなさんには共有しちゃおうかなと思っていて。ちょっと聴いてみますか?
さや媛 ああ、校長…ひさびさのセイゴオボイス、し、び、れ、ま…
ちひろ媛 さや媛が気絶しちゃった…!
小僧 気を失いながら、ニヤニヤしてますね。
坊主 はやくもパラダイスに行っちゃったかな。
ちひろ媛 嬉しそうなのでそっとしておいてあげましょう。一册一声のほかにも、『茶の本』や天心について松岡校長が言及している「蔵出しテキスト」もサウザンズのみなさんにお届けするんですよね。
坊主 校長が『茶の本』を読むときに書き込んでいた「セイゴオマーキング」もあるよね。
ちひろ媛 校長不在のいま、校長の面影に触れられるインプットって御馳走です。
小僧 空きっ腹には千パラで。
ちひろ媛 さや媛には効き過ぎちゃったけど(笑)
坊主 千耶媛たちは、これぞという千夜千冊を日めくりで届けるヒメくり千夜もやってくれるしね。
ちひろ媛 何が届くかはお楽しみに!坊主めくりもあったりして?
小僧 千夜千冊からすこし離れて、坊主が縦横無尽につぶやくコラムがあるとか。新旧の校長のテキストを読み直して思い浮かんだことをお茶でもすすりながら綴ってみるんでしたっけ。
坊主 いま『孤客記』を読むと、30年以上前のテキストなんだけど、いま読むからこその味わい深さがあるんだよなあ。去年出た『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』を方法を変えて読み直したら、見落としていた校長のメッセージに気づく。頭出しをするのでサウザンズにはいろいろつなげてもらうと面白くなりそうです。
ちひろ媛 小僧からはデザインワークのこぼれ話とか聞きたいなあ。感門之盟のタブロイド紙の、誰も気づかないような細い線へのこだわりとか聞くのがわたし大好で。今年1月に校長の傘寿祝いの特製本『八十才人相合傘寿』をつくっていたときは、中身のデザインだけじゃなく製本までしてましたよね。
小僧 和紙と糸を買ってきて、一枚一枚和紙に印刷したあと針もって和綴じしてました。
ちひろ媛 坊主の茶話と小僧の裏話で、サウザンズのアウトプットも広がりそう。できれば天心ゆかりの五浦(いづら)ツアーもやりたいですねえ。
小僧 よし、いづらにいずれツアーだー爆
ちひろ媛 というわけで苦笑、アウトプットだけじゃなくインプットのほうも多様に愉しめる千パラになりそうです。
小僧 千パラって太っ腹。
ちひろ媛 あ、さや媛!気がついた?
さや媛 わたしなんでソファーに…?
小僧 一册一声を聴いて気絶しちゃったんですよ。そのまま気持ちよさそうに眠ってました。
さや媛 えー(汗)
ちひろ媛 さや媛がすやすや夢見ているあいだに、一册一声に夢中だっていう人が通りかかって。齊藤彬人さんって知ってる?
さや媛 赤いランドセル教室の師範代をやっていた?
小僧 そうです、センセン隊でも大活躍の。
さや媛 センセン隊って千夜千冊の図版構成チームですよね。校長のテキストにあう図版を探して選んでキャプションつけて。職人集団みたいなイメージ。
ちひろ媛 校長の生前最後に公開された千夜千冊も一番下までスクロールすると…
さや媛 あ、齊藤さんのお名前発見!
ちひろ媛 齊藤さん、最近は朝の通勤時間に一册一声を聴いているんですって。
小僧 しかも『茶の本』の回。
さや媛 ええっ??いくらなんでも、そんなタイムリーな人います?!
小僧 ほかの一册一声も聴いているみたいなんですけど、「『茶の本』の回が一番好きなんですよ」ってニコニコでしたよ。
さや媛 もう千パラに来てくれたらいいのに~。
ちひろ媛 いやそれでね、こんな偶然もそうないなと思って千パラどうですか~?って聞いてみたんです。そうしたら「楽しそうだから入ります!」って目の前で申し込んでくれました。
さや媛 うっそぉ~!?
ちひろ媛 はい、証拠写真。
さや媛 わーほんとだ!齊藤さんとも一緒に遊べる千パラ。全国の彬人ファンが殺到しそう。
小僧 朝の一册一声が千パラにつながるなんて。千パラへの道も朝っぱらから、ですね。
ちひろ媛 小僧、今日だいぶ羽ばたいてますね(笑)
小僧 それはそうと、「楽しそうだから!」と言って入ってもらえるって、いちばん嬉しいなあ。
さや媛 こうやって千パラに飛び込んでくれるひとりひとりが、千パラを面白くするとっておきのインプットでもありますし!
ちひろ媛 いいこと言う~。いいことっていえば、初回に話した『編集宣言』(工作舎)の表紙をめくるとこんなことが書かれていました。
編集とは世界と向き合うことである。そこには方法の発見があり、関係の発見がある。そして何より、日が暮れても、カラスが鳴いても帰りたくなくなるようなとびっきりの「遊び」がある。
小僧 もちろん、千パラにはとびっきりの「遊び」がある!
坊主 愉快な知の極楽、方法の桃源郷をつくっていきたいね。
ちひろ媛 たのしみ、たのしみ♪あ、そろそろ時間かな。
さや媛 つづきは、千夜千冊パラダイスで!
多読アレゴリア 《千夜千冊パラダイス》
Season1:2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)
【定員】40名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込〆切】2024年12月8日(日)★ギリギリまで申込受付中!
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申込みOK!
1クラブ目のお申込みで発行されるクーポンを
ご利用ください
▼お申し込みはこちらから カートで「千夜千冊パラダイス」をお選びください。
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
アイキャッチ画像:千夜千冊パラダイス×山内貴暉
EDO風狂連(田中優子監修):EDOで別世が立ち上がるーーEDO風狂連花鳥風月之船立
多読ジムClassic:読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し
勝手にアカデミア③:2030年の鎌倉ガイドブックを創るのだ!
緊急瓦版!『多読アレゴリア 大河ばっか!』ーー本が連なり、歴史の大河へ
大河ばっか!①:「大河ばっか!」の源へ(キャラクター・ナレーター編)
群島ククムイ(今福龍太監修):季節風に乗って島あしびの旅へ!
千夜千冊パラダイス①:シーズン1のKEY千夜は、松岡正剛「原点」の一冊!
千夜千冊パラダイス③:蔵出しアリこぼれ話アリ、千パラはインプットもパラダイス☆
音づれスコア:Coming soon
福井千裕
編集的先達:石牟礼道子。遠投クラス一で女子にも告白されたボーイッシュな少女は、ハーレーに跨り野鍛冶に熱中する一途で涙もろくアツい師範代に成長した。日夜、泥にまみれながら未就学児の発達支援とオーガニックカフェ調理のダブルワークと子育てに奔走中。モットーは、仕事ではなくて志事をする。
【多読アレゴリア:千夜千冊パラダイス②】千パラの醍醐味「3つの千」とは?
多読アレゴリアWEEK開催中!!!!! 12月2日(月)のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、 […]
【多読アレゴリア:千夜千冊パラダイス①】シーズン1のKEY千夜は、松岡正剛「原点」の一冊!
多読アレゴリアWEEK開催中!!!!! 12月2日(月)のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、 […]
★10/27(日)スタート★『古事記』『日本書紀』あわせ読みプラス『三国史記』も?!【日本古典シリーズ 輪読座】
イシス編集学校の「輪読座」をご存知ですか。学校説明会やエディットツアーでもほとんど説明されない隠しダンジョン。そこでは輪読師・高橋秀元(たかはししゅうげん)という超強力なボスキャラが待ち受けています。ふだんはバジラと呼ば […]
典離発表!世界読書奥義伝 第16季[離]【第84回感門之盟】
今年3月にはじまった世界読書奥義伝 第16季[離]は、火元校長松岡正剛のつぎの言葉から口火が切られた。退院式の冒頭、校長の言葉を読み上げる太田香保[離]総匠の声が、約400人が詰めかけた大感門会場に響いた。 […]
世界読書奥義伝 第16季[離]特別賞発表!【第84回感門之盟】
イシス編集学校には、〝劇薬〟と呼ばれる講座がある。世界読書奥義伝[離]だ。基本コース[守]・応用コース[破]の奥の奥に用意された「松岡正剛直伝プログラム」で、1年半に一度、募集はわずか30名。幸運にも“入院”を認められた […]