もしも師範が野球チームをつくったら

2021/03/23(火)14:19
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 お題は突然降ってくる。「景山番匠、スポーツ新聞なんだから考えてくださいよ」。[守]学匠の鈴木康代がZoomの画面越しに迫る。日刊スポーツに務める[守]番匠の景山和浩が答える。「4番はやはりシーザーですかね」「まあねぇ。1番は?」「麻人師範…いや、山根師範かな」。お題とは46[守]師範を野球の打順で見立てると。感門之盟を控えた学匠番匠会議は、いつのまにか野球のコーチミーティングの様相を呈した。雑談から始まる編集。「エディストいきましょうよ。林頭もきっと喜ぶわよ」。学匠のひと言でお披露目が決まった。もしも46[守]師範が野球チームをつくったら。きっとこんなオーダーになるはずだ。

 

 

1番センター 山根尚子
ヨガで鍛えた体幹を武器に、とびきりの笑顔で相手をもファンにする切り込み隊長。ラウンジはいつも一番乗り。右へ左へ駆け回り、チーム、勧学会の出塁率ナンバー1。

 

2番セカンド 渡辺恒久
ハワイに住むトロピカルなクセ者。師範代をアシストする送りバントを見せたかと思えば、学衆の意表を突く流し打ち。31期以来だがバットは錆びず。カムバック賞決定。

 

3番ファースト 若林牧子
今期は速修・定常・再登板師範代を担当。何が来ようとも動じず体で受け止める安定感は随一。2度の師範代経験で進化。グラウンド全体を見渡す俯瞰力に磨きがかかった。

 

4番サード 井ノ上シーザー
前期は代打師範代でホームラン。校長からまんまとサイン本をせしめた。数々のロールをわたり歩くユーティリティプレーヤー。一撃でDustに仕立てる攻撃力は殿堂入り。

 

5番ショート 武田英裕
広い守備範囲とカタの強さを見せつけ新人王。送球は的確、声掛けでもチームを生き生きさせた。得意球は似顔絵とムービー。アナロジカル広角打法で師範代を涙させた。

 

6番キャッチャー 三津田恵子
ルーキーながら、美しい放物線のエディスト語りは校長をうならせ80点。得点王を獲得し景山30点を悔しがらせた。緻密な読みに定評があり、リードが冴える姉御肌。

 

7番レフト 池澤マダム祐子
グランドに立てば、そこは一瞬でステージに。華やかなプレー、マイクパフォーマンスに魅了されたファンは数知れず。1日も早い復活を願うイシスのレジェンド・マダム。

 

8番ピッチャー 江野澤由美
にっこり微笑みサインにうなずくと、160キロ快速球で師範代を鼓舞。切れのある変化球で学衆の度肝を抜く。塁を離れた学衆は牽制球で誘い出す。変幻自在なエースだ。

 

9番ライト 中村麻人
錬成師範との二刀流を難なくこなせば、イチローばりのレーザービームで編集工学を鋭く語る。「用法語り」の定位置は渡さない! NEXTイシスのエース候補一番手。

 

代打 大武美和子(輪匠)
突然の指名にもかかわらず意気に感じて打席に立った。風韻仕込みの粋なスイングは、輪匠の名の通り美しい軌道を描く。汁講、別院で学衆とのキャッチボールを楽しんだ。

 

代走 和田めぐみ(同朋衆)
前期務めた[守]番匠から[花伝所]へ華麗なるコンバート。錬成師範をしながら、同朋衆として番ボー講評を書き上げた俊足ライター。未知を駆け抜け、滑り込みセーフ!

 

コーチ 石井梨香(番匠)
チームや教室、勧学会をクルクル見守る「援番」コーチ。全師範代の能力を把握、体調に心を配り、クセを見つければすぐアドバイス。優しい口調に芯があるヘッドコーチ。

 

コーチ 景山和浩(番匠)
カーソルを巡らせデータを仕込み、得点機会をうかがう。別院を本拠にエディスターを発掘。学衆企画アドバイザーも兼任した。エディストでも[守]作戦コーチを担当。

 

監督 鈴木康代(学匠)
勝利の方程式は「3A」。ホーム福島を中心に東北編集にも乗り出す。察知と判断力に優れ、[守]の編集力を上げ続ける。松岡校長の信頼も厚く、黄金時代を築く名将。

 

46守の師範陣。上段左から山根、渡辺、若林、井ノ上、武田、三津田、マダム池澤。下段左から江野澤、中村、大武、和田、石井、景山、鈴木

 


  • 景山和浩

    編集的先達:井上ひさし。日刊スポーツ記者。用意と卒意、機をみた絶妙の助言、安定した活動は師範の師範として手本になっている。その柔和な性格から決して怒らない師範とも言われる。

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