発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

多読アレゴリアWEEK開催中!!!!!
12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望のクラブに絶対入りたいという方はお早めの申込をオススメします!!!!!
軽井沢別想フロンティアは、シーズンごとに変わるテーマで散策や読書、地図づくりや創文に親しみつつ、ヴァーチャルにもリアルにも軽井沢を編集して行くことを愉しむ倶楽部です。
夢はいつもかへつて行つた 山の麓のさびしい村に
水引草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへつた午さがりの林道を
――のちのおもひに―立原道造――
軽井沢は、いつの時代も、また行きたくなる場所なのです。中山道を歩く旅人から始まり、宣教師、文化人など、多くの人がこの地に魅せられ、幾たびも訪れ、文人の堀辰雄や川端康成は、ついには家を建てました。
場所にはその場所になるべき何かが備わっている。
その場所からはきっと何かが醸成されているか、何かが放埒されている。
その何かによって、そこは特別な場所になる。
トポス(topos)には記憶が結びついています。軽井沢という土地が記憶する何かが、軽井沢に心惹かれる人の心の中にある何かを呼び起こすのでしょう。
軽井沢別想フロンティアはその「何か」に注意のカーソルを当てます。
プログラムでは、シーズンテーマにあわせて自分のトポスを見つけ、なぜそこに心惹かれるのか、その地に眠る記憶は何か、自分とトポスのアイダに関係線を引いていきます。そのトポスが、あなたが何度も訪れたくなる別想・軽井沢となるのです。
軽井沢を訪れたことがない人でも、本や写真を通して軽井沢に心惹かれるものがあるなら全然大丈夫。倶楽部を運営する守り人からのお題に答えていけば、遊民(倶楽部メンバー)は、自分が抱いている軽井沢のイメージをベースにした自分のトポスを持つことができます。
<クラブの構成> <稽古プログラム> <四季折々のイベント> |
軽井沢のリアルとヴァーチャルを行ったり来たりでインタースコアできるのが、軽井沢別想フロンティアのユニークネスです。
軽井沢は四季が豊かです。
12月開講のシーズンテーマは「しんしん・軽井沢」!
辞書を引くと、深々、森々、津々、駸々…様々なしんしんがあります。
連想シソーラスを広げ、守り人たちと一緒に、別想&リアル軽井沢の「しんしん」をデュアルに愉しみませんか?
皆さんの遊民登録をお待ちしています。
多読アレゴリア【軽井沢別想フロンティア】
【定員】20名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年11月25日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)*リアル開催の座(イベント)は別途会費制
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
アイキャッチ画像:軽井沢別想フロンティア×山内貴暉
EDO風狂連(田中優子監修):EDOで別世が立ち上がるーーEDO風狂連花鳥風月之船立
多読ジムClassic:読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し
OUTLYING CLUB(武邑光裕監修):少数なれど熟したり。はぐれ者で行こう!
軽井沢別想フロンティア:軽井沢にべつそうを!
大河ばっか!:Coming soon
群島ククムイ(今福龍太監修):Coming soon
千夜千冊パラダイス:Coming soon
身体多面体茶論:Coming soon
音づれスコア:Coming soon
中原洋子
編集的先達:ルイ・アームストロング。リアルでの編集ワークショップや企業研修もその美声で軽やかにこなす軽井沢在住のジャズシンガー。渋谷のビストロで週一で占星術師をやっていたという経歴をもつ。次なる野望は『声に出して歌いたい日本文学』のジャズ歌い。
【多読アレゴリア:軽井沢別想フロンティア倶楽部】軽井沢のトポスを編む旅へ。
あなたは、軽井沢と聞いて何を想像する? 森の静寂、別荘地の古い門、文豪の残した一行、それとも、朝靄に浮かぶ小径の、名もない風景? 軽井沢は、ただの避暑地ではない。 そこには、歴史と自然が織りなす無数の「 […]
【多読アレゴリア:軽井沢別想フロンティア倶楽部】別想の軽井沢で自分だけのトポスを深掘りしてみる
こんにちは 軽井沢別想フロンティアの守り人モリーナです。 私たちの倶楽部は、軽井沢をリアルにもヴァーチャルにも徹底的に愉しもうというコンセプトのもと生まれました。目指すのは別荘開拓ならぬ「別想開拓」です。   […]
地球を止めてくれ! なぜ、おりられないのか?【ニッチも冊師も☆中原洋子】
先日、楽譜を整理していたら、映画「カサブランカ」のテーマ曲“As time goes by”の譜面が出てきた。 映画とともに日本では爆発的にヒットした。リクエストがかかることも多く、私ももちろんレパートリーに入れて […]
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【MEditLab×多読ジム】遺伝子からのメッセージ(中原洋子)
多読ジム出版社コラボ企画第四弾は、小倉加奈子析匠が主催するMEditLab(順天堂大学STEAM教育研究会)! お題のテーマは「お医者さんに読ませたい三冊」。MEdit Labが編集工学研究所とともに開発したSTEAM教 […]
コメント
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2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。