[守]では38のお題を回答した。[破]では創文した。[物語講座]では物語を紡いだ。では、[多読アレゴリア]ではいったい何をするのか。
他のクラブのことはいざ知らず、【勝手にアカデミア】では、はとさぶ連衆(読衆の通称)と一緒になって「2030年の鎌倉ガイドブック」を創り上げる。それぞれがプランニングしたモノ・コト・システムを最後に合体させることで、どこにもない街――2030年の鎌倉を立ち上げるのだ。
▲「2030年の鎌倉ガイドブック」の表紙予想図
●2030年問題を見据えて
なぜ“2030年”なのか。
日本は、「2030年問題」が喫緊の課題だ。日本国内の人口の約3割が65歳以上となり、生産年齢人口の不足が深刻化するのは目に見えている。働き手がいない、子供が少ない、国・自治体のお金がない、のないない尽くしだ。
だがそんなことで諦めていてはつまらない。
日本は「なにもない」時代を経験している。敗戦直後だ。だがそのなにもないところから、わずか9カ月で、地元が中心となって立ち上げた学び舎がある。それが「鎌倉アカデミア」だ。
1945~46年の切実さをクロニクルから読み解き、「鎌倉アカデミア」からモデルを取り出す。そしてそれを、今の時代にあてはめてみたら? 自分の大切なトポスと重ねてみたら? 5年後の街を創造してみたら? 今いる「場所」が、未来の日本が、急に明るくなってこないか。
●イシスの編集的ツワモノがあなたを待つ
【勝手にアカデミア】でみなさんを待つのは、イシス編集学校でさまざまなロールを担ってきたこの3人だ。
[大塚宏/せん師、せん爺]
地域まちづくり会社主宰。横浜市役所で都市計画を担い、市立高校の校長歴は計5年。まちづくりの専門家である。イシスには20[守]で入門。6[離]などを修了。[守]師範代を2期、[破]師範代を1期、[多読]冊師を9期務めている。地元神奈川の「鎌倉アカデミア」を現代に再現するべく、【勝手にアカデミア】を立ち上げる。同クラブでは「ZOOM吟行」も企図している。
[原田祥子/お勝手]
小学校のスクールカウンセラーの傍ら、母子支援に関わるNPO法人に勤務。19[守]を含め3度の[守]、2度の[破]・[花伝所]、11[離]などを経て、[守]師範代を2期務めた。他にも、帝京大学共読ナビゲーター、蔵出し隊3代目隊長、情歴電書団団長、感門団などさまざまなロールを歴任。東北の地からタケノコや栗の皮をむきながらトポスを考える。
[角山祥道/み勝手]
学生時代よりフリーライターひと筋。令和元年、43[守]で入門。15[離]で学ぶ。[守][破]師範代を1期ずつ務め、現在、54[守]の師範(5期目)。[守]師範代登板と同時に、「遊刊エディスト」の記者に。遊刊エディストでは「チーム渦」を率い、数多の渦を起こしている。「編集力チェック」師範代も務める。
●“勝手”に命を吹き込む
私たちのクラブ名は、【勝手にアカデミア】だ。この「勝手に」の枕詞に注目いただきたい。
地元湘南のスター、サザンオールスターズの『勝手にシンドバッド』から“勝手に”持ってきたわけ(だけ)ではない。
そもそも「鎌倉アカデミア」は、学ぶ者と教える者とが相互にかわしあう学び舎だった。勝手に学び合い、勝手に交わし合い、勝手に深め合うことこそ、「鎌倉アカデミア」の核にある。【勝手にアカデミア】の精神は、“勝手に”宿っているのだ。イシス編集学校の用語でいうならば「編集的自由」である。
私たちは、このクラブで、“勝手に”「編集的自由」を目指したい。
多読アレゴリア・勝手にアカデミア
【定員】20名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年11月25日(月)
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
文:み勝手(角山祥道)
アイキャッチ画像:勝手にアカデミア×山内貴暉
EDO風狂連(田中優子監修):EDOで別世が立ち上がるーーEDO風狂連花鳥風月之船立
多読ジムClassic:読書術をアップデート!自分だけのヴァージョン探し
勝手にアカデミア③:2030年の鎌倉ガイドブックを創るのだ!
緊急瓦版!『多読アレゴリア 大河ばっか!』ーー本が連なり、歴史の大河へ
大河ばっか!①:「大河ばっか!」の源へ(キャラクター・ナレーター編)
群島ククムイ(今福龍太監修):季節風に乗って島あしびの旅へ!
千夜千冊パラダイス:Coming soon
身体多面体茶論:Coming soon
音づれスコア:Coming soon
角山祥道
編集的先達:藤井聡太。「松岡正剛と同じ土俵に立つ」と宣言。花伝所では常に先頭を走り感門では代表挨拶。師範代登板と同時にエディストで連載を始めた前代未聞のプロライター。ISISをさらに複雑系(うずうず)にする異端児。角山が指南する「俺の編集力チェック(無料)」受付中。https://qe.isis.ne.jp/index/kakuyama
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア②】文化を遊ぶ、トポスに遊ぶ
「鎌倉アカデミア」は、イシス編集学校のアーキタイプである。 大塚宏(ロール名:せん師)、原田祥子(同:お勝手)、角山祥道(同:み勝手)の3人は、12月2日に開講する【勝手にアカデミア】の準備を夜な夜な進めながら、その […]
【多読アレゴリア:勝手にアカデミア】勝手にトポスで遊び尽くす
多読アレゴリアWEEK開催中!!!!! 12月2日のオープンに向けて、全12クラブが遊刊エディストを舞台に告知合戦を繰り広げます。どのクラブも定員に届き次第、募集終了です。すでに締切間近のクラブもいくつかあるので、希望の […]
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アラ還や阿羅漢でもなければ、ましてやアフガンでも空き缶でもない。誰が何と言おうと「アフ感」である。正式名称は、「アフター感門之盟」だ。 最近の「アフター汁講」を体験している学衆にとっては、「感門之盟のあとの飲み会ね」 […]
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