発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。

芽吹きの春から滴りの夏へ。いよいよ熱を帯びてきた多読アレゴリアの旬をお届けします。松岡正剛より「支度天」の名を受けたダンドリ仕掛け人・武田英裕キャスターと共に、守師範の一倉広美がアシスタントをつとめる『多読アレゴリアTV』!どうぞ、ご覧ください。
アレゴリアTV 2025夏シーズン第3回目の放送は、イチオシクラブを紹介する「イチクラ!」
ここまでの放送を見逃した方はコチラ
第2回の放送 「アレでレゴでゴリでリアな推しクラブ、すべて公開!」
こちらのコーナーでは、ご贔屓のクラブをアシスタントの一倉が、独断と偏見で紹介します!
武田:一つ聞きたかったんですけど、なんで今日着物なんですか?
一倉:武田さんこそ、着物じゃないですか。
武田:着替えたんです…ということは…
一倉:【イチ】クラがオススメする【クラ】ブ、略して【イチクラ】のコーナーは着物コンパ倶楽部で~~す。
森山:こんばんは~
一倉:着物コンパ倶楽部の部長、森山春霖師、ようこそお越しくださいました!
武田:倶楽部では、お稽古をしないというのは本当ですか?
森山:そうなんです。時間がない方も楽しみながら、着物の敷居をどんどんさげて、着物を日常のワードローブに取り戻すことを目指す倶楽部なんです。
武田:たとえばどんな風に?
森山:洋服のワードローブから、着物の色合いを選び取ります。
武田:え、洋服から?あ、そうか、日頃、私たちって洋服着てますもんね。
森山:そうです。今日のコーディネートもCOMME des GARCONSのパンフレット、ジョージア・オキーフの絵から配色を借りてきてるんですよ。
ここは単なる着付け教室ではない。絵巻の世界から着物を見る、仮説を立てて着物屋さんへ行く。ファッション界の色を着物に取り込むなどなど…。まさに多読アレゴリアの真骨頂、多様で雑多に着物を”読む”倶楽部なのだ。
2025年夏は着物を「着る」から「まとう」に、言葉を着替えるそう。着物に興味がある人もない人も常識が覆されるあっという間の20分。ぜひ、ご覧ください!
▼勝手に編集が発動する!着物コンパ倶楽部
▼着物コンパ倶楽部
【着物コンパ倶楽部】vol.4 2025夏からの新規会員を募集します★
各クラブの記事、過去のアレゴリアTVはコチラから!
【Archive】多読アレゴリア:イシス発!クラブ文化の饗宴
文:一倉広美
アイキャッチ画像:山内貴暉
多読アレゴリア2025夏
【申込】https://shop.eel.co.jp/products/tadoku_allegoria_2025summer
【定員】490名(クラブによって定員は異なります)
【開講期間】2025年6月2日(月)~8月24日(日)
【受講資格】どなたでも受講できます
【受講費】月額11,000円(税込)
※ クレジット払いのみ
※ 初月度分のみ購入時決済
以後毎月26日に翌月受講料を自動課金
例)2025夏申し込みの場合
購入時に2025年6月分を決済
2025年6月26日に2025年7月分、以後継続
募集開始★多読アレゴリア 2025・夏スタート!!!!!!!
▼倶楽部撮家
写真仲間求む!編集術でカメラと戯れる【倶楽部撮家】が多読アレゴリアにやってきた
▼カオス的編Rec
津田一郎監修クラブ【カオス的編Rec】誕生!科学的読書法に学び、「Qの地図」を描く
▼勝手にアカデミア
▼軽井沢別想フロンティア
▼大河ばっか!
▼EDO風狂連
▼よみかき探Qクラブ
▼終活読書★四門堂
▼身体多面体茶論
▼多読ジムClassic
エディスト編集部
編集的先達:松岡正剛
「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。
イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY(ドウ-セイ)」。 梅雨があけた地域も出てきました、いよいよ日本列島に夏到来ですね!イシス編集学校でも熱い夏が始まります。7月のス […]
編集部が選ぶ2025年5月に公開した注目のイチオシ記事9選+α
公開されるエディスト記事は、毎月30本以上!エディスト編集部メンバー&ゲスト選者たちが厳選した、注目の”推しキジ” をお届けしています。見逃した方はぜひこちらの記事でキャッチアップを。 今回は、2025年5月に公開さ […]
田中優子の酒上夕書斎|第二夕『S/Z バルザック『サラジーヌ』の構造分析』ロラン・バルト(2025年6月24日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語 […]
イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
田中優子の酒上夕書斎|第一夕『普賢』石川淳(2025年5月27日)
学長 田中優子が一冊の本をナビゲートするYouTube LIVE番組「酒上夕書斎(さけのうえのゆうしょさい」。書物に囲まれた空間で、毎月月末火曜日の夕方に、大好きなワインを片手に自身の読書遍歴を交えながら語 […]
コメント
1~3件/3件
2025-07-01
発声の先達、赤ん坊や虫や鳥に憑依してボイトレしたくなりました。
写真は、お尻フリフリしながら演奏する全身楽器のミンミンゼミ。思いがけず季節に先を越されたセミの幼虫たちも、そろそろ地表に出てくる頃ですね。
2025-06-30
エディストの検索窓に「イモムシ」と打ってみたら、サムネイルにイモムシが登場しているこちらの記事に行き当たりました。
家庭菜園の野菜に引き寄せられてやって来る「マレビト」害虫たちとの攻防を、確かな観察眼で描いておられます。
せっかくなので登場しているイモムシたちの素性をご紹介しますと、アイキャッチ画像のサトイモにとまる「夜行列車」はセスジスズメ(スズメガ科)中齢幼虫、「少し枯れたナガイモの葉にそっくり」なのは、きっと、キイロスズメ(同科)の褐色型終齢幼虫です。
添付写真は、文中で目の敵にされているヨトウムシ(種名ヨトウガ(ヤガ科)の幼虫の俗称)ですが、エンドウ、ネギどころか、有毒のクンシラン(キョウチクトウ科)の分厚い葉をもりもり食べていて驚きました。なんと逞しいことでしょう。そして・・・ 何と可愛らしいことでしょう!
イモムシでもゴキブリでもヌスビトハギでもパンにはえた青カビでも何でもいいのですが、ヴィランなものたちのどれかに、一度、スマホレンズを向けてみてください。「この癪に触る生き物をなるべく魅力的に撮ってやろう」と企みながら。すると、不思議なことに、たちまち心の軸が傾き始めて、スキもキライも混沌としてしまいますよ。
エディスト・アーカイブは、未知のお宝が無限に眠る別銀河。ワードさばきひとつでお宝候補をプレゼンしてくれる検索窓は、エディスト界の「どこでもドア」的存在ですね。
2025-06-28
ものづくりにからめて、最近刊行されたマンガ作品を一つご紹介。
山本棗『透鏡の先、きみが笑った』(秋田書店)
この作品の中で語られるのは眼鏡職人と音楽家。ともに制作(ボイエーシス)にかかわる人々だ。制作には技術(テクネ―)が伴う。それは自分との対話であると同時に、外部との対話でもある。
お客様はわがままだ。どんな矢が飛んでくるかわからない。ほんの小さな一言が大きな打撃になることもある。
深く傷ついた人の心を結果的に救ったのは、同じく技術に裏打ちされた信念を持つ者のみが発せられる言葉だった。たとえ分野は違えども、テクネ―に信を置く者だけが通じ合える世界があるのだ。