イシスDO-SAY　2025年1月

イシス編集学校
編集工学研究所
松岡正剛の千夜千冊

イシスDO-SAY　2025年2月: 2025/01/30（木）08:30

イシス編集学校で予定されている毎月の活動をご案内する短信「イシスDO-SAY（ドウ-セイ）」。

今回は、2025年2月に予定されている活動をご案内いたします。

今月は、秋からスタートした基本コース[守]、応用コース[破]が、ともに修了を迎えます。終えた先の世界が見えてきた皆様、遊び心満載の参加可能な編集ワークショップが用意されていますので、ぜひお見逃しなく。もちろん、はじめて編集に興味を持った方々も参加できるものばかりです。

さあ、今月も皆さんとともに、アレコレDOしてSAYしていきます！

(今月のカバー写真は、2月のアイテム「ビスケット」、2/28はビスケットの日。)

2025年2月4日（火）　　多読アレゴリア＊新クラブ「着物コンパ倶楽部」プレイベント第2弾【トーク会】男の襟と同伴　開催

3月から新たに多読アレゴリアに加わる新クラブ「着物コンパ倶楽部」によるトークイベント開催。着物にご関心のある方々にとっては魅惑のクラブ。着物といえば、もと松丸本舗のブックショップエディターでもある森山智子さんがナビゲート。

多読アレゴリア＊新クラブ「着物コンパ倶楽部」プレイベント第2弾【トーク会】男の襟と同伴

■日時：2025年2月4日（火）19:30-21:30

■会場：編集工学研究所　本楼

■参加費：3,000円（税込）※当日現金にてお支払いください

■詳細＆お申込：【トーク会】男の襟と同伴

2025年2月8日（土）　Hyper editing platform[AIDA]　Season5 第５講開催

次世代リーダーの研鑽と共創の場、Season5。第5講が開催される。残すは3月の1講座のみ。今期のテーマは「型と間のあいだ」。

▶関連情報　Hyper editing platform[AIDA]Season5 10月12日開幕

2025年2月2日（日）　　物語講座17綴　績了（績了のためのお題締切日）

2023年10月からスタートした物語講座が績了を迎える。

▶関連記事　物語が芽吹く条件とは　[遊]物語講座16綴　蒐譚場

2025年2月2日（日）　エディットツアーオンラインスペシャル [破]物語編集術

2023年10月からスタートした物語講座が績了を迎える。

▶詳細　【破物語編集術体験ツアー 2/2開催】かぐや姫が求めたお宝は？

エディットツアーオンラインスペシャル [破]物語編集術

■日時：2025年2月2日（日）11:00-12:30

■会場：オンライン（お申し込みの方にzoomURLをご案内します）

■参加費：1,650円（税込）

■詳細＆お申込：エディットツアーオンラインスペシャル[破]物語編集術

2025年2月9日（日）　54[守]卒門日、53[破]突破日

秋から始まった基本コース[守]、応用コース[破]が、コース修了を迎える。

2025年2月11日（火）　物語師範会議

物語講座音師範が参集しての会議開催。

2025年2月13日（木）　オンライン学校説明会

イシス編集学校の学校説明会を開催。編集術を簡単に体験いただくほか、受講方法のご説明や、受講にあたって気になることなど個別のご質問にも対応。

お申込はこちら

2025年2月16日（日）　　ISISフェスタ★EDO風狂連リアル　『田中優子の江戸・蔦重の編集力』

多読アレゴリアのクラブのひとつ、田中優子学長が監修するEDO風狂連が本楼にてイベントを開催。

ISISフェスタ★EDO風狂連リアル　『田中優子の江戸・蔦重の編集力』

■日時：2025年2月16日（日）14:00-16:00

■会場：リアル参加…編集工学研究所　本楼（東京都世田谷区赤堤2-15-3）
　　　　オンライン参加…Zoom（URLをお送りいたします）

■参加費：リアル参加…3,300円（税込）
　　　　　オンライン参加…2,200円（税込）

■詳細＆お申込：『田中優子の江戸・蔦重の編集力』

2025年2月21日（金）　　情歴festa、山本貴光氏をゲストにカードゲームイベント開催（本楼）

『情報の歴史21』増補版はもう手にされましたか。学林局では現在、情歴カードゲームを開発中。この日は開発中のカードゲームで遊んでみるイベントを開催。ゲーム開発といえば、情歴といえばの山本貴光氏がゲスト。どなたでもご参加いただけます。

▶関連記事　　「情報の歴史21」を読む　第一回山本貴光篇アーカイブ動画

2025年2月22日（土）　花伝所エディットツアー(本楼）

師範代養成コース花伝所の指導陣たちが開催するエディットツアー。編集学校の花伝所で学べる方法をご説明し、独自の「編集稽古」をワークショップ形式で体験。

お申込はこちら

2025年2月23日（日）多読アレゴリア2024冬　修了

12月からスタートした新プログラム「多読アレゴリア2024冬」が終了を迎える。3月から新たなシーズンが始動。冬に参加できなかった方も、ここから参加が可能です。

【多読アレゴリアWEEK！全12クラブ一覧】

早い者勝ち？多読アレゴリアとは何か!!!!!!!!!?

終活読書★死生堂：あらたな死生観に出会う道行き

よみかき探Qクラブ：求ム！愉快なよみかき「探Q」人

よみかき探Qクラブ②：12/15（日）顔合わせ共読会は千夜千冊1540夜『想像力を触発する教育』

ＥDＯ風狂連（田中優子監修）：ＥDＯで別世が立ち上がるーーＥDＯ風狂連花鳥風月之船立

ＥＤＯ風狂連②：「江戸に学ぶ」というけれど

多読ジムClassic：読書術をアップデート！自分だけのヴァージョン探し

勝手にアカデミア：勝手にトポスで遊び尽くす

勝手にアカデミア②：文化を遊ぶ、トポスに遊ぶ

勝手にアカデミア③：2030年の鎌倉ガイドブックを創るのだ！

OUTLYING CLUB（武邑光裕監修）：少数なれど熟したり。はぐれ者で行こう！

軽井沢別想フロンティア：軽井沢にべつそうを！

軽井沢別想フロンティア②：灰色の背広を脱ぎ捨てて

緊急瓦版！『多読アレゴリア大河ばっか！』ーー本が連なり、歴史の大河へ

大河ばっか！①：「大河ばっか！」の源へ（キャラクター・ナレーター編）

大河ばっか！②：「大河ばっか！」の源へ（物語マザー編）

大河ばっか！③：「大河ばっか！」の源へ（温故知新編）

群島ククムイ（今福龍太監修）：季節風に乗って島あしびの旅へ！

群島ククムイ②：行先は未知。言葉の多島海へ漕ぎだそう！

身体多面体茶論①：「身体」を斬る（導入編）

身体多面体茶論②：「身体」を読む（進化身体編）

千夜千冊パラダイス①：シーズン１のKEY千夜は、松岡正剛「原点」の一冊！

千夜千冊パラダイス②：千パラの醍醐味「３つの千」とは？

音づれスコア：イシス初！聴覚情報を編集するサロンがオープン

多読アレゴリアTV YouTube配信第２回！新時代の知識探求オンラインクラブってなに？

2025年2月23日（日）オンライン学校説明会

お申込はこちら

▶関連情報　編集とは何か？ー吉村林頭の編集解説

2025年2月23日（日）　日本哲学シリーズ輪読座　新シーズン　第5輪

図解で古典を読み解く輪読座、10月から始まった新シーズンの第5回目開催。輪読座は途中からの参加が可能です。ぜひご検討ください。

詳細・お申込はこちら

2025年2月24日（月）　大惨寺リアル（本楼）

参加したい方がどなたでも参加できる、毎日お題が届いて回答を楽しむ「お笑い大惨寺」が2023年12月25日にスタート。すでにラウンジの回答数は8900を超える。リアルイベントが本楼で開催される。詳細を待たれたし。

▶関連記事　もうひとつの “蛮” 期同門祭【大惨寺邪鬼蘇婆講参拝記】

▶関連記事　クリスマスの朝から大興行「シン・お笑い大惨寺」

お知らせ

※『情報の歴史21増補版』が刊行されました

『情報の歴史21』増補版は、2020年までを追加した再増補版に2022年・2023年がさらに追加されての刊行。編集工学研究所サイトから購入いただいた方には、検索できる電子PDFを無料で提供。

ご購入はこちらから

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【イシスDO-SAY　2020年1月】　

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編集的先達：松岡正剛
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【Archive】追悼松岡正剛

2024年8月12日、松岡正剛校長が逝去されました。その知らせは瞬く間に広がり、編集学校内からも、各界の人々からも追悼の意が寄せられました。遊刊エディストでは8月21日以降およそ1か月にわたり、寄せられた追悼コラムを掲載 […]
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イシス・コミッション DO-SAY　2025年1月

イシス編集学校のアドバイザリー・ボード「ISIS co-mission」(イシス・コミッション)に名を連ねる9名のコミッション・メンバーたちが、いつどこで何をするのか、編集的活動、耳寄りニュースなど、予定されている動静を […]
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2000年、インターネット上に誕生した「編集術」を学ぶ方法の学校。校長松岡正剛、学長田中優子。
ISIS編集学校ニュースメディア遊刊エディスト毎日更新中！

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #006】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #005】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #004】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #003】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #002】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final #001】

【一人一撮 edit gallery 第6弾 Final】　

【Hyper Editing Platform [AIDA] Season５「型と間のAIDA」】

[AIDA]シーズン５の第３講は、日本舞踊家の花柳徳一裕さんをお迎えし、12月7日に開催しました。日本舞踊の身体性・精神性を軸に「型と間」について、深く感じ考える１日となりました。第３講の様子を一部写真でお届けします。

◆「Hyper-Editing Platform [AIDA]」Season５
2024年10月12日～2025年3月1日

▼AIDAボード
大澤真幸　社会学者
佐藤優　　作家・元外交官
武邑光裕　メディア美学者
田中優子　江戸文化研究者
津田一郎　数理科学者
村井純　　情報工学者

▼ゲスト講師
上野誠　　　日本文学者・民俗学者
花柳徳一裕　日本舞踊家
森田真生　　独立研究者
山内朋樹　　京都教育大学教員・庭師
ロジャー・パルバース　作家・劇作家・演出家

Photo:川本聖哉
Design:穂積晴明

#AIDA
#型と間のAIDA
#日本という方法
#編集工学研究所
#イシス編集学校
#ISIS編集学校

【Hyper Editing Platform [AIDA] Season５「型と間のAIDA」】

[AIDA]シーズン５の第２講が、11月9日に開催されました。
第２講では上野誠さん（日本文学者・民俗学者）をゲスト講師にお迎えし、折口信夫を軸にして日本文化の深淵をのぞきました。

第２講の空気感を一部写真でお届けします。

◆「Hyper-Editing Platform [AIDA]」Season５
2024年10月12日～2025年3月1日

▼AIDAボード
大澤真幸　社会学者
佐藤優　　作家・元外交官
武邑光裕　メディア美学者
田中優子　江戸文化研究者
津田一郎　数理科学者
村井純　　情報工学者

▼ゲスト講師
上野誠　　　日本文学者・民俗学者
花柳徳一裕　日本舞踊家
森田真生　　独立研究者
山内朋樹　　京都教育大学教員・庭師
ロジャー・パルバース　作家・劇作家・演出家

Photo:川本聖哉
Design:穂積晴明

#AIDA
#型と間のAIDA
#日本という方法
#編集工学研究所
#イシス編集学校
#ISIS編集学校

＜岩波新書『昭和問答』出版記念トーク「喪失から創出へ――松岡正剛との対話」＞

岩波新書『昭和問答』は、2017年の『日本問答』、2021年の『江戸問答』につづく田中優子学長と松岡正剛校長の問答シリーズ第三弾として、10月18日に刊行されました。
残念ながらその完成を待たずに、松岡校長が急逝しました。
この記念トークでは、足掛け3年におよんだ二人の「昭和問答」を映像で振り返りながら、そこから汲み取るべき日本の将来のための考え方や方法論をさらに探ります。

＜岩波新書『昭和問答』出版記念トーク「喪失から創出へ――松岡正剛との対話」＞

■語り手：田中優子
■映像出演：松岡正剛

■日時：2024年12月10日（火）　18：30～20：30（開場17：30）
■会場：浜離宮朝日ホール・小ホール　東京都中央区築地5-3-2
■入場料：3,000円（税別）　事前申し込み・事前支払いとなります。
■主催：株式会社岩波書店＋イシス編集学校（株式会社編集工学研究所）
■お問い合わせ：イシス編集学校学林局　es_event@eel.co.jp
■申込：https://shop.eel.co.jp/products/detail/781

#松岡正剛
#田中優子
#昭和問答
#岩波新書
#読書
#イシス編集学校

【Hyper Editing Platform [AIDA] Season５「型と間のAIDA」】

Hyper-Editing Platform [AIDA]シーズン５が開幕しました。
[AIDA]では今期から３年間に渡り「日本をいう方法」をめぐっていきます。その１年目にあたるシーズン５は「型と間のAIDA」をテーマに掲げて、日本という方法のおおもとに向き合います。

10月12日に開催した第１講の様子を一部お届けします。

◆「Hyper-Editing Platform [AIDA]」Season５
2024年10月12日～2025年3月1日

▼AIDAボード
大澤真幸　社会学者
佐藤優　　作家・元外交官
武邑光裕　メディア美学者
田中優子　江戸文化研究者
津田一郎　数理科学者
村井純　　情報工学者

▼ゲスト講師
上野誠　　　日本文学者・民俗学者
花柳徳一裕　日本舞踊家
森田真生　　独立研究者
山内朋樹　　京都教育大学教員・庭師
ロジャー・パルバース　作家・劇作家・演出家

Photo:小山貢弘、後藤由加里

#AIDA
#型と間のAIDA
#日本という方法
#編集工学研究所
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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #009】

「言葉よ、安心して燃え上がれ」
写真：畑本ヒロノブ

[寸評]
　空から足元に目線を落とすとそこにはマンホール。何はともあれこのシンメトリーな配置に畑本さんらしさを感じずにはいられません。「漬」から「貯」を連想し、「火」は「はじめちょろちょろ」の焚くイメージ。だとすると赤いポストイットは火を見立てているのかしら？であれば天地を逆さにして「火」を下にした方がさらに収まりが良かったかも。（倶楽部撮家後藤由加里）

#イシス編集学校
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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #008】

「こかげにことのは」
写真：細田陽子

[寸評]
　カツラの木で一休みする鳥に見立てて撮影されたのは細田さん。「カツラの枝と葉には、連なることばに宿る意味と力の暗示がある」のだそうです。ほうほう。ページを鳥の羽根に見立てたのは面白いですね。煽りで撮影しているのも空を目指す鳥目線のようで◎です。惜しむらくはタイトルが見えにくく、本も影で隠れてしまっているところ。でも本を何かに見立てる遊び心はとてもいいので引き続き挑戦してみてください。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #007】

「アートと言葉」
写真：北條玲子

[寸評]
　「言葉は先人が作り上げたもので、手作りで、長い年月を経て磨かれたもの」とシソーラスを広げてたどり着いたのはウィリアム・モリスでした。もっと古い日本っぽいものではなく、ウィリアム・モリスをチョイスされたところに北條さんの数奇が込められているのだろうと思いました。これは西日で撮影されているのでしょうか？だとしたら、例えば長い影をあえて作り、長い年月を影で表現するのも一手かもしれません。歴史的現在をもう少し感じてみたかったというリクエストです！（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #006】

「文字だけ辞だらけ」
写真：戸田由香

[寸評]
　この企画に初参戦の戸田由香さん記念すべき一枚。白川静『字通』と中島敦『文字禍』とともに。そうそう、最初はこれでいいんです！そのうち飽き足らなくなって色々と試してみたくなることと思います。白川静を持ち出すのであれば、あの分厚さもいっしょに撮れると『字通』であることが伝わりやすいでしょう。次のトライもお待ちしてます！（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #005】

「天からのおくりもの」
写真：大澤正樹

[寸評]
　書は書でもご自身で書かれたのは大澤さん。「天」という一文字を松岡校長に捧げます。こうくるともう何も言えない気持ちになるのですが、あえて一つツッコムとすると自然光か外で撮影すると「天」の一字に込めた思いがより深みを帯びてくる気がしました。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #004】

「離」
写真：船山一樹

[寸評]
　船山さんはカラフルな表紙をあえて封印。タイトルページを一枚破って掛け軸と。思い切った作戦です。掛け軸は皆川淇園の＜易経＞だそうです。『ことば漬』の中でも「第三章日本語の謎」へのオマージュなのだろうと思いました。アンダー気味に撮影した方針もこの掛け軸に合っています◎ 掛け軸に力があるのでそちらが主題になってしまった感もあるかな。『ことば漬』を主役にしたらどう撮りましょうか。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #003】

「環世界の核」
写真：和泉隆久

[寸評]
　毎回楽しみにしている和泉さんの作品。ヴィヴィッドで漫画っぽい表紙と、全体としてパキッとした直線的な仕上がりは相性がいいなと思いました。主題の本に目線を集中させるために、地の色をグレーで統一したところも画づくりの意図を感じます。ことばが違えば、見る世界が変わるという意味で鏡を使い「環世界」を表しました。せっかくですので配置を計算し尽くして『ことば漬』万華鏡と言えるくらいの一枚も見てみたい。（期待を込めて）（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #002】

「おいしく炊いて食べるべし」
写真：松井路代

[寸評]
　食べ物で何よりもお米が好きという松井さんはさらに直球で潔いアプローチです。本を漬けものに見立てたのだろうと思いきやどうもそうではないようです。お米も言葉も「味わう」という共通点を見出し、お米≒言葉として撮られた一枚。『ことば漬』を味わった後の青い付箋もスパイスになっていますし、帯の「はじめちょろちょろなかぱっぱ」へのアプリシエーションも感じられます。これはこれで潔いですが、お箸を一膳添えるなどちょっとした洒落があるとさらに味わい深くなりそう。（倶楽部撮家後藤由加里）

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【一人一撮 edit gallery 第5弾 #001】

「ことば漬けを食べる朝」
写真：重廣竜之

[寸評]
　ひと目見て面白いなと思いました。実際の食卓に漬けものよろしく『ことば漬』を並べた重廣さんの作品。アプローチはストレートですがアクリルブロックにはいろは歌のステッカーを貼るという凝りよう。食べ物と皿の色を茶色にしたことでポップな表紙が際立ちます。それでも写真が沈まないのはパステルなテーブルクロスの配色が効いているからでしょう。タイトルが「朝」なのに光が夕食っぽいのがちょっと惜しい。朝日の中で撮って欲しかったかな。（倶楽部撮家後藤由加里）

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