死生を巡りあれやこれやとアレゴリア、「終活読書★死生堂」は、「終活読書★四門堂」という名前にアップデートしたというご報告です。
全ては仮の世、ならぬ仮留めよろしく、プロセス編集、自省問答をするなかで寓意ならぬ合意した次第。「死」という言葉の重みは少なからず多読の道行きを逡巡させるのではという思いからの再編集でした。
「死」の言い替え、「死」は何に使えるという「守」の編集術さながら、生と死を分ける境界というニュアンスを「門」に集約させてみました。察しのよいみなさまは、仏教の始祖ゴーダマ・シッダールタが太子だった頃に王城の東西南北の四つの門から出遊したというエピソードを連想するのではないでしょうか。
お釈迦様にあやかり、多読アレゴリアのお題から人生に対する目を開き、みなさまには出家していただきたいというのがネライではありませんが、「病」「老」に起因するだけでなく、誰もが避けられない「死」という必然に、人は何のために生きるのか、多読プログラムを媒介に考えを深め、思いをシェアできる機会となれば幸いです。
多読アレゴリアの門は、冬の私(大音美弥子)、春の詩(塚田有一)、夏の思(赤羽卓美)、秋の視(野嶋真帆)、と交代しながら四人の門人がナビゲートします。
「死」の先なんか誰もしりませんよ。
ソクラテス曰く「誰もが死を味わってないのに誰もが最大の悪で
あるかのように決めつける」
エピクロス曰く「我々のあるところに死はない。死のあるところに
我々はいない」
セネカ曰く「生は適切に活用すれば十分に長い」
僕はその全てに賛成です。
すっ、全て二千年近くも前の異教徒の言葉だろ!
救世主が誕生する前の暗愚な連中だ!
奴らには絶対神も救いもない!
そんな言葉が何になる!
感動できる!
・・・・
たぶん感動は寿命の長さより大切なものだと思う。
だからこの場は、
僕の命にかえてでも、この感動を生き残らす。
ラファウとノヴァクの会話『チ。 ー地球の運動についてー』より
さぁ、この先の感動にむけて、ポ チ ッと、
ご参集ください!
文 :赤羽卓美
花 :塚田有一
写真:塚田愼一
多読アレゴリア「終活読書★四門堂」
【定員】40名
【開講日】2024年12月2日(月)
【申込締切日】2024年12月1日(日)
【受講費】月額11,000円(税込)
*2クラブ目以降は、半額でお申し込みいただけます。
1クラブ申し込みされた方にはクーポンが発行されますので、そちらをご利用の上、2クラブ目以降をお申し込みください。
【開催期間】2024冬 2024年12月2日(月)~2025年2月23日(日)以後順次決定
お申し込みはこちらから
https://shop.eel.co.jp/products/detail/765
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野嶋真帆
編集的先達:チャールズ・S・パース。浪花のノンビリストな雰囲気の奥に、鬼気迫る方法と構えをもつISISの「図解の女王」。離の右筆、師範として講座の突端を切り開いてきた。野嶋の手がゆらゆらし出すと、アナロジー編集回路が全開になった合図。
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