松岡正剛 & ISIS co-mission

2025/04/15(火)16:30 img
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創立25周年を超えてもなお、イシス編集学校は知識と創造性の源泉として、多くの人々に刺激を与え続けています。2000年に創設されたこの学校は、松岡正剛の方法である編集工学を学ぶ唯一の場です。

 

校長・松岡正剛は、『知の編集術』(講談社現代新書)の中で「20世紀は主題の時代だった。21世紀は方法の時代になるだろう」と記しています。難民問題、経済協力、格差社会、少子化対策など、重要な主題は列挙できても解決には至らない。問題の解決の糸口は主題にあるのではなく、主題を結びつける「あいだ」にある。その「あいだ」を見出す「方法」こそが重要です。

イシス編集学校は、生命、歴史、文化にひそむ「方法」に着目し、それをあらゆる編集のプロセスに活用できる「方法の型=編集術」に仕立て、一人ひとりが身につけられるようなお題型のカリキュラムを組んでいます。

 

2024年。松岡校長が、自身の作品であると表現していた「イシス編集学校」の可能性に共鳴して集まった9人の有識者がいます。以前より松岡校長との親交があり、相互信頼も厚く、イシス編集学校のこれからを共に交わしあう存在として、松岡校長が自ら声をかけたメンバーたちです。劇団こまつ座代表の井上麻矢氏、文化人類学者・批評家の今福龍太氏、現”在”美術家・DOMMUNE主宰の宇川直宏氏、社会学者の大澤真幸氏、スマートニュース株式会社 共同創業者 代表取締役会長の鈴木健氏、メディア美学者の武邑光裕氏、法政大学名誉教授、江戸文化研究者の田中優子氏、数理科学者の津田一郎氏、そしてイシス編集学校基本コース守の学匠である鈴木康代氏です。

 

2024年4月21日には、初のISIS co-mission会議が本楼で開催され、松岡と9人のアドバイザーたちが一堂に会し、イシス編集学校をめぐる談話を繰り広げました。その後、8月12日に松岡校長が急逝。9月には、校長の生前からの願いでもあった田中優子氏が新たに学長に就任しました。2025年3月20日には、初年度の活動を振り返り、向かう新年度を構想するISIS co-mission全体会議が行われました。

 

このページでは、校長である松岡正剛と学長である田中優子氏、そして編集学校を共に支えるコ・ミッション メンバーの関連記事をご紹介します。松岡正剛の残した豊富な経験と知識が、イシス編集学校の活動を支え、これからの未来を切り拓く力となっています。各コミッション・メンバーに関する記事もご紹介します。ぜひご一読ください。

 

ISIS co-missionについて、毎月のDO-SAY(活動の動静)をお届けしています。

 

◇◇◇

◆校長・松岡正剛

遊刊エディストには、松岡校長を知るためのアーカイブがそろっている。松岡正剛を知るには、当ウェブサイト右上の検索ボックスから、ぜひ「松岡正剛」で検索してみてほしい。

編集学校にまつわるイベントが行われるときには、必ずリハーサルが行われ、校長みずからディレクションを行った。伝習座、感門之盟の舞台では、学衆や指導陣を鼓舞し、見守り、校長校話を行い、集まるものに編集工学の手すりを手渡した。こうした松岡校長の折々の姿を、エディストライター達が切り取り、綴った痕跡が、ここエディストに記譜されている。

校長は、2019年にスタートしたエディストの一番の読者であり、毎日欠かさず記事を読んでは、吉村堅樹林頭をはじめ顔を合わせる面々にフィードバックやディレクションを伝えていたのだ。

 

ここにはいくつかの校長関連記事を紹介する。ぜひ松岡校長の面影を追っていただきたい。

 

松岡正剛校長の関連記事を読む

●松岡正剛 EDIST コレクション●

2019/09/29

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2020/06/15

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2021/12/05

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【Take-01】は、「松岡正剛は、なぜ雑踏の中でも読んだり書いたりができるのか?」

2023/10/10

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イシス編集学校校長 松岡正剛

2025/01/25

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2024年8月12日、松岡正剛校長が逝去されました。その知らせは瞬く間に広がり、編集学校内からも、各界の人々からも追悼の意が寄せられました…

 

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◆学長・田中優子

田中優子学長は、法政大学元総長でもあり、江戸文化研究者だ。著書も多く、朝日新聞書評委員、毎日新聞書評委員などを歴任。「サンデーモーニング」(TBS)のコメンテーターなども務めている。江戸時代の価値観、視点、持続可能社会のシステムから、現代の問題に言及することも多い。松岡正剛校長とは35年来の交流があり、自らイシス編集学校の[守][破][離]コースに関心を持ち受講。2024年冬には師範代養成コース[花伝所]に参加し、2025年春からの55期[守]で初の師範代に挑戦する。

 

エディストの草創期には、編集部が法政大学総長室に伺い、インタビューを実施したことがある。基本コース[守]に行われる編集宣言講義の第1回には、田中優子氏に講義を行っていただいた。折に触れてエディスト・ライターたちが田中学長の言葉をアーカイブしてきた。ぜひご覧いただきたい。

 

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●田中優子 EDIST コレクション●

2020/01/04

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2023/01/15

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田中優子 イシス編集学校 ISIS co-mission

2024/10/26

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2025/01/01

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毎月1日に、学長通信をお届けしています。ビデオでご覧になる方はこちら

2025/01/25

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1月25日は松岡正剛校長の誕生日。校長の思い出話がイシス中で飛び交うなか、世田谷豪徳寺の本楼では42[花]敢談儀が行われた。この42[花]には田中優子学長も一学び手として入伝した…

 

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◆ISIS co-mission:今福龍太

松岡正剛校長が綴ってきた壮大なブックナビ「千夜千冊」に、今福龍太氏が登場したのは2005年のことだ。1085夜としてとりあげられた『クレオール主義』(青土社 1991)の中に、”今福龍太の思想を知るには、『ここではない場所』(岩波書店)のほうがいいかもしれない。魂を知るには『荒野のロマネスク』(岩波現代文庫)のほうがいいかもしれない。しかしその言葉の感覚をもっと知りたいなら『移動溶液』(新書館)のほうがいいだろう。”と、校長により綴られている。2018年には、松岡校長が塾長をつとめる「ハイパーコーポレートユニバーシティ AIDA」を奄美で開催し、今福氏の奄美自由大学を訪ね、共に合宿プログラムを実施した。その時のようすを今福氏が一篇の映像作品に仕立てたものが、セイゴオちゃんねるに掲載されていることも、紹介しておきたい。

 

イシス編集学校では、2018年に[多読ジムスペシャル 今福龍太を読む]を実施し、今福氏との連携しての初プログラムを開催した。その後、ISIS co-mission発足以降、[多読アレゴリア]「群島ククムイ」クラブが2024年12月から始まり、多くのメンバーが集い、今福氏との関わりの中で編集と戯れ学びをふかめている。

 

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●今福龍太 EDIST コレクション●

2023/08/13

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2024/10/01

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2024/10/17

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◆ISIS co-mission:大澤真幸

大澤真幸氏は20代の頃から松岡正剛校長と親交を深めてきた。大澤氏が千葉大学教員の頃、松岡校長に依頼した集中講義は『情報の歴史を読む』(NTT出版)になり、『知の編集工学 増補版』(朝日文庫)では、大澤氏が解説をつとめているなど、二人の信頼関係は書籍のカタチとしても残っている。松岡校長は大澤氏のことを「すぐれて現在感覚に富んでいる社会学者である」と千夜千冊1084夜でも絶賛している。イシス編集学校でも大澤氏の読者は多い。

多読ジムSP第1弾「大澤真幸を読む」をはじめ、ISIS FESTA SP「『情報の歴史21』を読む」、51[守]特別講義など様々な場面でも登壇。2024年9月に開催した25周年番期同門祭ではフィナーレを飾り、松岡校長をいかに継承していくか、力強いメッセージを手渡した。

 

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◆ISIS co-mission:武邑光裕

武邑光裕氏が松岡正剛校長と出会ったのは高校生の頃、objet magazine『遊』に衝撃を受け「松岡氏の知性の一片に触れたい」と願っていたという。1980年代よりシンポジウムなどで松岡校長と共にしながら、2018年「ハイパーコーポレートユニバーシティ AIDA 電子と意味のAIDA」のゲスト講師として登壇。2020年より「Hyper Editing Platform AIDA」ボードメンバーに就任した。

2024年以降は、ISIS co-missionと並行して、[多読アレゴリア]「OUTLYING CLUB」を監修し、アンドリュー・マーシャルが提唱したアウトライング・アプローチを実践するクラブとしてイシス編集学校に新たな"異端な考え方"をもたらしはじめている。

 

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2024/02/07

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◆ISIS co-mission:津田一郎

松岡正剛校長は津田一郎氏のことを「日本で最初のカオス学ともいうべきを確立した津田一郎は天才」と評する。二人は「秘密の喋り相手」であり、その対話の内容は『初めて語られた科学と生命と言語の秘密』(文春新書)の一冊に結実した。

「ハイパーコーポレートユニバーシティ AIDA 電子と意味のAIDA」では2017年にゲスト講師として登壇。「Hyper Editing Platform AIDA」ボードメンバーに2024年より就任している。

イシス編集学校の「伝習座」が2024年秋に刷新されるとその第1弾に登壇、物語編集工学序説と題し、カオス理論と物語編集術を重ねて講義した。

 

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2024/10/12

<特報>伝習座:津田一郎さん講義「カオス理論と物語編集術」突入レポート

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◆ISIS co-mission:井上麻矢

井上麻矢氏は、井上ひさし氏の三女であり、劇団こまつ座の代表であり、イシス編集学校[守]の卒門生でもある。2012年、第12期[守]胸中サンズイ教室(師範代:中野由紀昌)で常にトップ回答を放っていた当時の編集稽古の思い出は、12年を経て53[守]特別講義「井上麻矢の編集宣言」で語り直された。松岡校長によると「麻矢ちゃんが編集学校で学んでくれたのは、「型」なのである」と千夜千冊1625夜『夜中の電話』で明かされている。2016年に書かれた同千夜千冊では、イシス編集学校を託すことに触れ、「きっと複数の麻矢ちゃんを選んで校長複合体になってもらうのだろうと思う」と松岡校長が綴っていたとおり、井上麻矢氏は9名のISIS co-missionの一人として就任した。

 

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2024/08/20

新たな原風景が立ちあがる――こまつ座『母と暮せば』観劇

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◆ISIS co-mission:鈴木健

鈴木健氏は、コンピュータを使った新しい社会システムの300年後を構想する、アメリカ在住の起業家・研究者である。2012年には、「世界中の良質な情報を必要な人に送り届ける」ことをミッションに、スマートニュース株式会社を共同創業。著書に『なめらかな社会とその敵』(勁草書房)などがある。

2023年には、編集工学研究所が主催する「ISIS FESTA. 情報の歴史21を読む」にゲスト講師として登壇。経済格差やフィルターバブルなどにより分断がますます加速する世界に対する鈴木氏の考えや活動について、スマートニュース社での取り組みも交えて語った。

 

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「ISIS FESTA 情報の歴史21を読む」第9弾のゲストは鈴木健氏。鈴木氏は『情報の歴史』を、人間を含む生命の理解の歴史でもあると語る...

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◆ISIS co-mission:宇川直宏

宇川直宏氏は、現“在”美術家、映像作家、グラフィックデザイナー、VJ、文筆家、大学教授など、さまざまな領域で多岐にわたる活動を行っている。とりわけ2010年にスタートした日本初のライヴストリーミングスタジオ兼チャンネル「DOMMUNE」は、記録的なビューアー数で国内外にて話題を呼び、2011年には文化庁メディア芸術祭推薦作品にも選出された。その縦横無尽の活動ぶりに、松岡正剛校長から“番神”と命名される。

2021年には、編集工学研究所主催のハイパー・エディティング・プラットフォーム[AIDA]シーズン2のゲスト講師として登壇したほか、DOMMUNEにて[AIDA]参加のビジネス・パーソンの個人史を番組仕立てで配信した。2025年1月には、イシス編集学校第54期[守]特別講義に登壇し、生成AI時代における編集工学の可能性を語った。

 

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「宇川直宏展 Final Media Therapist@Dommune」が練馬区立美術館が催された...

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現”在”美術家でDOMMUNE主宰の宇川直宏氏から、生成AI時代に必要とされる「編集」から宇川さん流の『情報の歴史21』の読み方までお聞きしました...

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◆ISIS co-mission:鈴木康代

鈴木康代 ISIS co-mission

鈴木康代氏は、イシス編集学校の入門講座[守]の学匠を、松岡校長からの任命で2018年から務め、編集工学の継承と実践に注力している。2011年の3.11後には、「ふくしまを編集する」プロジェクトを立ち上げ、被災地編集に取り組み、歴史文化を伝える冊子を刊行した。また、イシス編集学校の支所の一つ「未知奥連」では連長を務め、地域編集を継続している。

編集工学を多くの方に伝えるため、四国、北海道、沖縄、東北、関西など全国各地でイシス有志とともに、体験型ワークショップ「エディットツアー」の企画・運営をつづけている。

 

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2022年9月10日・11日の第79回感門之盟で、鈴木康代学匠は思いがけない花束贈呈に、胸を詰まらせて涙を流した。[守]学匠の大役を引き受けて10期目となる感門之盟だった...

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第83回感門之盟「EDIT TIDE」の初日、鈴木康代[守]学匠は冒頭のメッセージで、千夜千冊1830夜『セクシーな数学』の一節を引用した...

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  • エディスト編集部

    編集的先達:松岡正剛
    「あいだのコミュニケーター」松原朋子、「進化するMr.オネスティ」上杉公志、「職人肌のレモンガール」梅澤奈央、「レディ・フォト&スーパーマネジャー」後藤由加里、「国語するイシスの至宝」川野貴志、「天性のメディアスター」金宗代副編集長、「諧謔と変節の必殺仕掛人」吉村堅樹編集長。エディスト編集部七人組の顔ぶれ。

コメント

1~3件/3件

エディスト編集部

バニー蔵之助

2025/04/15 00:00

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大音美弥子